同僚のパイロット達も口を揃えて「おかしい」と、、、中身のない対策に呆れる旦那

羽田空港 旦那観察日記1月

羽田空港で起こったJAL機と海保機との衝突事故。
ニュースで見る度に、国交相が発表した対策に納得できません。

緊急対策で「ナンバーワン」を言わないようにしたとか・・・。
また、航空の安全・安心確保に向けた緊急対策が5つ出され、パイロットへ管制用語の徹底をされました。

旦那と「これ意味あるの?」って話をしていました。
旦那は「意味ないよ。そこじゃないと思う」と即答していましたが、「やってる感出してるだけでしょ」とバッサリ。

素人の私がこんな事を言ったらダメなのかもしれませんが、根本的な原因はそこじゃないと思います。

まるで管制官が悪いみたいですよね?

いくら離陸だと勘違いして滑走路に入ったとしても、基本的に滑走路に入る時の確認はしないんですか?

旦那も「ナンバーワン」と言われても普通は滑走路に入らないそうです。
それに、滑走路に入る許可が出たとしても自分の目で「ファイナルクリア」と口に出して着陸機がいない事を確認しているそうです。

今は、みんな神経質になって何度も確認しているそうです。

あり得ない事故が起きてしまい、その原因は今も調査中ですが、いずれにせよ事故には何かしらのヒューマンエラーが関わっています。

物資を運ぶために予定より遅れて出発していたそうですが、良かれと思って管制官の方は外資のエアラインの離陸より先に出発させてあげようと思ったのではないでしょうか。

これは私の憶測でしかありませんが・・・。

それと、後方乱気流(wake turbulence)の影響を受けないようにという配慮もあったのではないでしょうか。

なのに管制官がいつも言わない事を言ったとニュースで報じられていますが、知らない人からしたら誤解されそうです。
旦那にも聞きましたがナンバーワンとかナンバーツーとか日頃からよく使われていたそうです。

でも、ちゃんと確認されていたのかもしれませんよね・・・。
そして、40秒間滑走路で待機していたのは離陸の許可を待たれていたのかもしれませんよね。

当該機長さんのお話がまだ出ていないので、何故このような事故が起こってしまったのか全く分かりませんが、早く回復していただいて、空の安全を守ために今後もご活躍して頂きたいです。

帰りのFLIGHTでキャプテン達ともこの話題になったそうです。
キャプテンは旦那より毒舌で、ちょっと人には言えないような内容もありましたが、「乗務後のアルコールチェックみたいな意味のない事をやらせる集団だし、気をつけろとか誰でも言える!」とおっしゃっていたそうです。
それに、「5つの対策はみんなやっている」そうです。

こう言う意見が出ているって事は対策にはなってないって事ですよね?
パイロットのみなさんの生の声は上がってこないのでしょうか?

そもそも、地震が起こっていなかったらとか、夜じゃなかったらとか、滑走路のエンドから離陸していればとか、もっと早く離陸していればとか、監視モニターの警告に気が付いていればとか言われていますが、そういう事がいろいろ重なって事故は起こるものですよね。

それにしても、海保の謝罪会見、、、遅くないですか???

しかし、人と人のやり取りって、本当に難しいですよね。
自分が聞きたいように聞こえたり、勝手に思い込んだり。
日常でも沢山あります。

もっと良い対策が取られたら良いですね。

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