旦那の帰りが遅いと思ったら「レポート」を書いていたそうです!レポートの種類は色々あります!

飛行機 旦那観察日記6月

今日はいつもより帰りが遅いなと思ったら、会社にレポートを書いていたそうです。

いつもだったら到着してさっと会社を出て帰って来るのですが、今日は1時間くらい経っても「帰るよ」と連絡が来ませんでした。

レポートと聞いて「何かあったの?」と心配しましたが、話を聞くと大した内容ではありませんでした。「書かなくても良いくらいのレベルじゃない?」と私は思いましたが、報告して共有していく事が大切ですからね。

レポートと聞くと、反省文みたいなもの?と思いますよね。

そうではなく、パイロットは何かあった時に必ず会社にレポートを上げなければならないんです。

みんなが一番書きたくないレポートはもちろん「事故」ですが、たまに自分が何かやらかしてしまって書かなければならない時が「あぁ・・・」って落ち込むんですよね。

対地接近警報装置(GPWS)を鳴らしたとか?

もちろん、日々のFLIGHTの中で「これは・・・」と思うような事もあるそうですが、そこまで大した内容でなければわざわざレポートを書く人はいないそうです。

みんな早く帰りたいですからね!

レポートの種類には沢山あります。
法律で義務化されているものや、義務ではない自発的なレポートや、現場の不具合の改善案みたいな出しても出さなくてもいいレポートまで幅広くあります。

パイロットの場合は、重大なものは「報告の義務」として航空法に規定されています。
義務なので航空法に規定されている事象が起こった時は、必ずレポートを提出しなければなりません。

その内容は「墜落、衝突、火災、航空機による人の死傷、物の破壊、機内での死亡・行方不明、空中衝突、航空機の大きな損傷など」です。

実際に事故にはならなかったものの、一歩間違えれば大事故に繋がるようなことも義務で報告しなければなりません。

内容としては、「他の航空機が使用中の滑走路に着陸したり、滑走中に滑走路を逸脱したり、オーバーランしたり、墜落しそうになった」などです。

その他、航空機同士の異常接近があった場合や事故や火災などを発見した場合、空港や航空保安施設の機能障害、異常気象、火山の噴火などがあり、これらは全て航空法で定められています。

また、それ以外では「鳥衝突報告書」「後方乱気流遭遇報告書」「ドローンに関する報告書」「航空安全情報自発報告制度」「航空機材不具合報告書」「安全上の支障を及ぼす事態の報告書」などがあります。

私も航空法を調べてレポートの種類を勉強しましたが、旦那に「何条でしょう?」と質問すると「え?覚えてない」と言ってました(笑)

幸い、旦那が書いたレポートは航空法に基づく重大な報告書ではなかったようですが、どんな報告書であれ、書かないに超した事はないですね。

何もないFLIGHTが一番です。

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