パイロットと管制官がやりとりしているATC(航空管制通信)、聞いているとカッコいいですよね。
みなさんもLive ATCとか航空無線とか聞いた事がありますか?
私もたまにYouTubeで聞いたりしていますが、日本の管制官とのやりとりでさえも全く聞き取れません。
日本ではたまに日本語でやりとりする事があると思いますが、基本的には全て英語です。
英語が出来ないとATCが出来ないって事なのでしょうか?
しかし、「英語が出来なくても決まり文句だから覚えたら大丈夫」と旦那は言っていますが、そう言う旦那も「海外の空港のATCはたまに聞き取れない」と今でも悲鳴を上げています。
さすがに決まった用語でもネイティブな発音だと聞き取れない事があるそうです。
ATC(航空管制通信)が聞き取れるようになったら、もっと空の世界を楽しめそうですよね。
どんな勉強が必要なのでしょうか?
旦那は航空大学校の座学課程で学んだそうですが、初めて航空無線を聞いた時は英語が得意な人でも全く分からなかったそうです。
そりゃあそうですよね〜
航空無線の教科書があり、一通り定型文を覚えるそうです。
中にはエアバンドを買って空いた時間に聞いていた人もいたそうですが、訓練が終わって帰って来た時に「ATC言い間違えてたね」と同期に突っ込まれる事もあったそうです。
座学課程の数か月くらいで大体は聞き取れるようになるそうですが、FLIGHT学生となり毎日使うようになった頃にはペラペラになっていたそうです。
ちなみに旦那はエアバンドを買った事も無く、それを聞いて自習したことも無いそうです。
エアバンドを聞かれている航空ファンの方がいらっしゃいますが、そういう方々も「最初は聞き取れなかったけど聞いていたら聞き取れるようになったと」おっしゃっていました。
航空無線はアルファベット一つ一つに単語が割り振られています。
空港の誘導路はアルファベットで名前が付けられていて、B(ビー)、D(ディー)、T(ティー)などと発音してしまうと似ているので聞き間違えてしまいます。
なので、Bはブラボー、Dはデルタ、Tはタンゴと言ったように26のアルファベット全てに対応する単語があります。
管制官から「Taxi via W(ウィスキー) and Left turn H(ホテル)」のように言われるそうです。
「W誘導路を走行してH誘導路を左折せよ」という意味だそうですが、覚えていないと素人には何の事か分かりませんよね。
パイロットは「ウィスキー行って、その後ホテルに入るねー」と言って走行しているそうです。
これだけ聞いても何の事か分からないですよね?
飲み会の話しですか?って感じです。
そして、数字にも読み方があり、「3」は「トゥリー」、「5」は「ファイフ」、「9」は「ナイナー」と読むそうです。
難しそうに感じますが、旦那が言うには慣れたら誰でも出来るようになるらしいです。
そして、日本のATCは英単語を使用しているだけなので英語ではないと言っていました。
まずは、航空無線用語を勉強して、実際に聞いてみて分からない用語があれば調べたり、誰かに聞いたりすれば出来るようになるそうですよ。