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定期運送用操縦士(ATPL)の学科試験の結果は・・・
定期運送用操縦士(ATPL)の学科試験が無事に終わった旦那です。
結果は見事「合格」です!
と言っても、学科試験で落ちる人はほとんどいないそうです。
でも、無事に合格できて良かったです。
ATPLの資格を取ったからと言って機長になれる訳ではありません。
機長になる為の条件のひとつとして、定期運送用操縦士(ATPL)の資格を取得しておかなければならないのです。
ATPLとは、エアラインの機長になる為の資格です。
国家資格のうちの1つです。
航空運送事業の2人乗りの航空機に乗って機長として操縦する場合に必要な免許です。
操縦士の最上位の資格だそうです!
航空運送事業の機長になるには、このATPLだけでなく、国土交通大臣による機長の認定も必要です。
定期運送用操縦士のライセンスを取るには今回受けた学科試験(選択式)だけでなく、その後に実技試験(口述・技能審査)を受けて合格しなければなりません。
その実技は全てシミュレーターで行うそうです。
運航知識、飛行前作業、飛行場等の運航、離陸・着陸、緊急時操作、連携・連絡、総合能力等などを訓練した後、審査があります。
機長昇格訓練に入るタイミングは会社によって違いますが、旦那はまだまだ先のようですよ。
ATPL学科試験の内容は?
ATPLの国家試験は国土交通省が管轄している試験です。
この試験は、21歳以上のもので、一定の飛行経歴が必要です。
試験科目は4科目あり、航空工学、航空気象、空中航法、航空法規です。
試験は全国各地で開催されており、20問中7割で合格だそうです。
これまではマークシートで行っていたそうですが、何年か前からCBTといってパソコン端末での選択に変わったそうです。
試験を受けた当日に合格の通知がメールで来たので、終わってホッとしています。
受けるまでは「大丈夫かな」と言っていた旦那ですが、終わったら「余裕だった」と話していました。
受ける前も「こんなのいつ受けても受かる」と言っていましたけどね。
旦那の会社のキャプテンは「この学科試験に受かるための勉強は機長昇格には全く無意味だから」とおっしゃっていたそうです。
凄くないですか?笑
これからATPLの試験を受ける人へ
この試験を受ける人へのメッセージは、「学科試験に合格するためには3日あれば大丈夫。ホームページに載っている過去問をひたすら丸暗記しましょう」と旦那は言っていました。
本当かどうかは分かりません(笑)
とにかく過去3年間分の過去問を何度もやっていました。
そして、実際に出題された問題も過去問とほぼ同じだったようです。ただ問題の出し方や選択肢の接続詞などが微妙に変わっているそうです。新問も数問出るそうです。
例えば過去問では「間違っているものを1つ選びなさい」が「正しいものを全て選びなさい」になっていたり、選択肢の文章がほぼ同じでも過去問では「または」と書いていた箇所が「かつ」に変わっていたりするそうです。
なので、ケアレスミスしないようによく文章を読んで選択肢を選ぶことが大事だそうです。
ATPL受験までの道のり
旦那がATPLの学科試験を受けるまでの道のりを説明します。
①航空大学校で事業用操縦士と計器飛行証明書、航空無線通信士を取得しました(約2年間)
その他、航空身体証明書は必須です
②航空会社へ入社(会社によってはしばらく地上職勤務があります)
③型式限定を取得&副操縦士任用訓練(取れるライセンスはその会社が持っている機種になります)(約1年)
④副操縦士として昇格し乗務開始します
副操縦士として経験を積み、
⑤ATPLの試験を受けるだけの飛行時間を取得します
そして、現在に至ります。
これから、いつになるか分かりませんが⑦ATPLの訓練・実技審査があり、⑧機長任用訓練に入り、⑨機長認定審査に合格し、機長として乗務開始です。
まだまだ機長になるまで長い道のりですね。
誰もが通る道ではありますが、旦那が機長になるまで見守りたいと思います。