「機長と副操縦士の違い」をパイロットの旦那に聞いてみました!

飛行機 旦那観察日記9月

「機長と副操縦士の違い」を旦那に聞いてみました。

一言で言うと「役職が違う」と言う事です。

パイロットは「機長」と「副操縦士」に大きく分かれますが、運航の際は、機長は「PIC」と言います。

機長は英語で「キャプテン」、副操縦士は「F/O(ファーストオフィサー)」や「co-pilot」と言います。

空港を歩いているパイロットを見ると、制服の肩や裾に線(肩章)が入っていますが、4本線が機長、3本線が副操縦士です。

機長は最高責任者です。
簡単に言うと、機長は全責任を負うのに対して、副操縦士には責任が無いと言う事です。
機長のミスは機長のミス、副操縦士のミスも機長の責任だそうです。

航空法の各条文は主語が「機長は~」と書かれていて、「副操縦士は~」という書き方はないそうです。

報告書を書く時も、必ず機長の名前で書きます。
副操縦士の名前で報告書を書く事はないそうです。

航空日誌、フライトプラン等、いろいろな書類にサインする時も機長がサインをして、副操縦士がサインする事はないそうです。

しかし、FLIGHTは機長も副操縦士もやる事は同じです。

機長しか操縦していないと思われている方も多いと思いますが、副操縦士も機長の監督のもと操縦しています。
副操縦士は日々FLIGHTを重ねていく事で、機長になる為の知識や技術を身に付けています。

機長は左席、副操縦士は右席に座っています。

操縦するのが機長であっても副操縦士であっても、お客様が乗っているFLIGHT1便1便を安全に快適に目的地まで運航するという仕事は機長も副操縦士も同じです。

運航の責任者が機長なので、天気が悪い時には機長が操縦する事が多いです。

アナウンスは「PF(操縦)」している方が行うので、副操縦士もアナウンスする事があります。
会社によって違うみたいです。

機長と副操縦士で意見が対立した時は最終的には機長が判断するそうです。
最後に責任を取るのは機長なので。

まとめると「FLIGHTに対してやる事は同じでも責任が違う」と言う事です。

旦那もそのうち機長になります!

元CAの私から見ると、もっと人として成長して欲しいな〜と思っています(笑)

どんな事があっても「常に笑顔で」「怒らない」「文句言わない」「反抗しない」「冷静な判断ができる」人になって欲しいです!

パイロット、特にキャプテンはそんな方が多いです。
そして、優しい方ばかりです。

それだけ、CRM(Crew Resource Management)を実践する能力が高いのでしょう。

旦那の場合、朝はテンション低め、無表情で怖い、自分が間違っているのに「本当に?」「絶対?」ってガンガン責めてきます。

機長は立場上、心の中で何を思ったとしてもCREW全体のパフォーマンスを最大限に発揮できるようクルーコーディネーションを図らなければなりません。

旦那を見ているとまだまだだな〜って感じますが、他の会社で働かれている同期の方は機長として飛ばれていますからね。

機長昇格訓練で人間性も磨かれる事でしょう(笑)

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