今日はキャプテンの訓練のお付き合いでした。
シミュレーター訓練でしたが、いつも旦那は右席に座って訓練していますが、今日は左席に座ってキャプテン役をしました。
どのような訓練をするか雛形があったそうですが、旦那は「訓練だし、出来が良くても悪くても自分は評価はされないから大丈夫でしょ!」と言ってノー勉で行きました。
いくら訓練でもあまりにも出来が悪かったら目を付けられると思いますが・・・。
キャプテンになる人達を教える教官の訓練だったようですが、旦那もいつかはキャプテン訓練に入るので、その下見のつもりで行きました。
という事は、出来が良くても悪くてもしっかりデブリをされるって事ですね。
しかも、この訓練で旦那がキャプテンとしての素質があるかどうかが分かります。
訓練から帰って来た旦那は、「今のままじゃキャプテンになれないわ・・・」と言っていました。
どうやら、まだまだだと自覚したようです。
しかし、「納得できない事もある」とぶつぶつ言っていました。
話を聞くと、私はキャプテンがご指導して下さった事が正しいと思いました。
きっと、訓練なので細かいところまでご指導されたのでしょう。
「上空でMELのチェックはした方が良い」とか、「CAにサービスが終了したか確認してからのベルトを付けるタイミングが早い」とか、「何を考えているのかもっと口にした方が良い」とか、
「CAさんに冷たすぎる」とか・・・、色々とご指導をされたそうです(笑)
確かにベルトサインを付けるタイミングって人それぞれですよね。
その日のお天気やお客様の人数にもよりますが、コックピットはCABINの状況が見えないので、サービスの状況を聞いたら、パイロットもどのくらいでベルトサインを付けるとかCAさんに伝えてあげるか、CAさんのタイミングを見てベルトサインを付けてあげないといけないでしょう。
でも、旦那の性格だったら「もうサービス終わります」と聞いたらすぐベルトサインを付けそうですね。
CAさん達がいろんな状況を判断できる人だったら良いと思いますが、全員が同じような判断が出来るとも限りません。
そもそもCAはサービスする事で必死です。
旦那がどこまでCABINの事を考えているのか分かりませんが、何かあったら全てパイロット(機長)の責任です。
なので、資格を持ったパイロットが安全を確保してあげるべきだと思います。
コックピットが考えている事、CABINが考えている事のどちらもとも見えるようなコミュニケーションを取れる環境も必要ですよね。
操縦が上手いだけでなく、お客様の事を考え、CABINの配慮ができ、会社の事、地上職の人達の事まで考えきれるような人材が機長として求められると思います。
そう考えたらもっと慎重になるべきだと思います。
それに、配慮して損する事はないですからね。
まだまだ伸び代があって良いじゃないですか!