早起きが苦手な旦那と私・・・。
今日は秋田から初便で帰って来ました。
何故かと言うと、旦那が同期会に参加する為です。
月に1回、同期で集まって勉強会をしているのですが、日々のFLIGHTで学んだ事や分からない事をみんなで勉強しているのです。
パイロットの同期の繋がりは大切ですね。
それに、他の同期より遅れを取ってはなりませんからね!
旦那が航空大学校の頃、教官に「自分一人の経験なんてたかが知れている。同期の成功体験や失敗体験は共有して学ぶように」と口うるさく言われたそうです。
なので、会社に入ってからも同期同士で情報共有は続けているそうです。
月に1回の同期会以外にも日々タイムリーに情報共有をしています。
FLIGHTの事や注意しなければならない事、またキャプテンの情報などです。
ちょっと面倒な感じもしますが、FLIGHTの後にちゃんとみんな書き込みをしているのです。
掲示板のようなものです。
例えば、「Go aroundした」とか「こんなイレギュラーが起こった」とか「こんな失敗をした」など。
このような情報を同期全員で共有する事で自分の経験として学ぶ事ができますし、その情報を元に自分も気を付けようと注意する事が出来ます。
また、「〇〇キャプテンは何しても怒らない神だ」とか、「こんな事をしたら怒られた」、「〇〇キャプテンは操縦が上手い」、「下手」、「鬱陶しい」、「お酒が好き」とか、「旅行が好き」などの情報などです。
どんなキャプテンなのか情報共有する事で、もし自分がご一緒した時にどんな風に注意すれば良いのか心構えが出来きます。
しかし、キャプテンの注意点や悪口などの情報はとても大切だそうですが、旦那は「あまり人の意見は当てにしていない」と言っています。
今日は飛行機の燃料について勉強したそうです。
飛行機の燃料は毎回決まっていませんが、満タンにはしません。
燃料をどれだけ積むかはその日の天気や空港の込み具合などで変わってきますが、その燃料を決めるのはキャプテンと運航管理者です。
正解は無いのですが、同期の間で「この天気だったらこれだけ積む」「これは積み過ぎじゃない?」と議論したそうです。
勘で多いとか少ないとか言うのではなく、しっかり根拠をもって判断することが大事だそうです。
同じ状況でも燃料をすぐに追加で積むキャプテンとあまり積まないキャプテンがいらっしゃるそうですが、どちらも正解で、そこに個々の考え方が出るそうです。
その考えを同期で色々と議論したそうですが、「そういう考え方もあるんだな」と勉強になったそうです。
パイロットは、パイロットになったら勉強から解放される訳ではなく、パイロットであり続ける為には一生勉強し続けなければなりません。定期的な審査もありますし、旦那の場合は機長昇格訓練が待っています。
「機長昇格訓練に入ってから機長になる為の勉強をするのは遅い」と言われているので、日々のFLIGHTを大切にして、今のうちからコツコツと勉強をしておかないと訓練に入ってから大変でしょう。
これからも、一緒に支え合っていける同期は大切にしないといけませんね!