ドイツへ出発する前に旦那は「シミュレーター訓練」という大仕事が、、、笑

羽田空港 旦那観察日記11月

今日は、旦那はシミュレーター訓練でした。
そして、ドイツへ出発します。
超、ハードスケジュールで可哀想です。
しかも、訓練が終わって飲み会もありました。

今日の訓練はVisual Approachの練習、エンジンが止まったときの離陸操作や着陸をしたそうです。
通常時の飛行機の練習は実機でもできますが、エンジンが一つ止まった状態での操縦はシミュレーターでしかできません。
パイロットは日頃からそのような訓練をしているんです。
むしろ「シミュレーター訓練ではエンジンが止まってる事の方が多い」と笑いながら話していました。

そして、コックピットでインキャパになった時にどうするかという訓練もあったそうです。
インキャパとは、突発性機能喪失(Incapacitation)の事を業界では「インキャパ」と言っています。
パイロットは二人乗っているので、そのうち一人が倒れたとしてももう一人のパイロットが安全に飛行機を着陸させる事ができます。

しかし、元々旅客機は二人で操縦するように設計されているので訓練していないといざという時に焦ります。なので、定期的な訓練が必要なんですね。

CAさんを呼んで、その倒れた人が操縦桿に当たらないようにして、管制官にはEmergencyをCallしないといけません。着陸するまでに時間がある場合はお医者さんを探してもらったりする事もあります。

操縦はオートパイロットをできる限り使用して、ギアやフラップも自分で降ろしてATCもやって、会社にも連絡して、できる限り早く着陸をしなければいけません。

想像しただけでも必死さが伝わって来ますが、そんなハードな訓練をした後、みんなで焼肉を食べに行ったそうです。大鳥居にあるこじんまりとした「羽田園」という焼肉屋さんだそうですが、お肉の質がとても良いのに値段は安く、かなり美味しかったそうです。

飲み放題だったのに旦那はビールを1杯しか飲まなかったようですが、みんなから「今日の夜の出発だったらそれまで飲めるね」と脅されたようです。
しかし、ちゃんと切り上げて帰って来ました。

バタバタとシャワーを浴びて、再び空港へ向かいました。
本当は旦那はそのまま行く予定でしたが、焼肉の匂いをつけたまま翌日ドイツまで耐えられないですよね。

ドイツに行くのは2人とも初めてです。
FLIGHT時間が15時間もあるので、旦那がビジネスシートにしてくれました。
私は少しでも安い方が良いなと思いましたが、さすがに15時間エコノミーシートは耐えられるか心配だったので甘えました。

ロシアの戦争が終わらない限り、北極ルートなのでかなり時間が掛かりますね。

では、行って来ます!

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