今回は、八丈島にある「八丈富士」を紹介します。
八丈富士(西山)は、標高854mです。伊豆諸島の中で最も高い山です。
火口は直径500m、深さ約70mです。火口底にはコケなどが見られる湿地や幾つかの池があります。また、浅間神社が祀られており、富士参りの登山信仰があったと言われています。
八丈島に行って、一番最初に行ったところが「八丈富士」です。
「八丈富士」は、島では「富士山」と呼ばれていて、富士山みたいに綺麗な形をしています。
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所要時間の目安
登山口(駐車場)からお鉢まで1,280段の階段とスロープがあります。
お鉢巡りをすると駐車場からの往復距離は4.5kmです。
↓(1時間)
お鉢
|お鉢巡り
↓(1時間)
お鉢
↓(15分)
浅間神社
↓(15分)
お鉢
↓(50分)
登山口(駐車場)
お鉢巡りをしてさらに浅間神社まで行くとトータル約3時間半は必要です。
登山に適した服装
私は2月に行きましたが、寒くて強風でした。
服はウィンドブレーカーのような、風を通さないものが良いです。
しっかり防寒対策をして行きましょう。
靴は、登山用の靴がおすすめです。お鉢まではしっかり整備された登山道ですが、お鉢巡りする人はしっかりとした靴で行った方が良いです。私はニューバランスのスニーカーで行きましたが、お鉢巡りの途中の道がベチャベチャで泥まみれになりました。
避けては通れない道だと自分に言い聞かせましたが・・。
その後の旅行中もずっと汚い靴を履いたままで恥ずかしかったです。
そして、髪の長い方は帽子は必需品です。風が強いので髪を一つにまとめていてもバサバサになり帽子を被っていた方が楽です。それに、影がないので日焼けします。
キャップだと強風に飛ばされそうになるので、ニット帽の方が適しています。
私はキャップを被っていましたが、何度も飛ばされそうになり、帽子を飛ばされないようにと神経使いました。
また、長めのズボン、長めの靴下を履いた方が良いです。草や木をかき分けながら歩くので、怪我します。
冬はマフラーや手袋も必需品です。
荷物はリュックにまとめましょう。手に何か持つのはやめた方が良いです。
とにかく、ホテルを出て風がないと思っても、山の上は本当に風が強くて想像以上に寒いです。
✅風を通さない服
✅できれば登山用靴
✅ニット帽(髪が長い方)
✅長ズボン、長い靴下
✅マフラー、手袋(冬)
✅リュック
持ち物
山頂で食事しようと思っても風が強いので食べれないと思います。なかなかハードなので、しっかり食べて行きましょう。
非常食にパンやお菓子、飲み物を持って行くと良いです。
モバイルバッテリーを持って行く事もおすすめします。
写真や動画を撮ったりするのもありますが、山頂は電波が入りにくく充電の減りが早いです。
その他、タオル、テッシュ、携帯用トイレがあれば安心です。
登ってはいけない天気
山はどこの山でも同じですが、お天気を必ずチェックして行きましょう。
雲で山頂が見えない時には登ってはいけません。また、登っていても雲がかかって来たら下山したほうが良いそうです。
それほど標高は高くありませんが一歩間違うと、遭難してしまいます。遭難どころか、転落してしまいます。
島の天気は変わりやすいので、要チェックです。
登山口までのアクセス
登山口入り口までは車で行く事ができます。大賀郷から10分くらいです。
バスで行く事はできないようです。
最寄りのバス停は『富士登山入り口』ですが、1日6本しかありません。それに、空港からバスで1区間、たったの2分です。なので、歩いて登る人は空港(または宿)から歩いて行った方が良いです。
登山口入り口まで、歩いて2時間くらいです。
空港道路を通ります。
富士山入り口から登って行きます。
八丈富士登山口駐車場
登山道入り口に駐車場があります。
5–6台くらいは止めれます。
八丈富士に登ろう
トイレや自動販売機がないので、どこかで済ませて行った方が良いです。近くではふれあい牧場にトイレがあります。
登山する際は、登山届が必要です。その場で携帯でQRコードを読み込んで出せます。
さて、出発!
まずはお鉢を目指します。
しっかり整備された登山道です。
結構、急な階段で息が切れます。
振り返ると八丈島空港が見えてきました。
更に登ると八丈島空港もきれいに見え、大賀郷地区が見えます。
ここで、やっと半分くらいです。
海が綺麗ですね。
こんな階段をずっと登ってきました。
登る前は寒かったのに、暑い・・・。
平坦な道になりました。
振り返ると遠くに三原山が見えます。
もうそろそろ着くかな。
やっとお鉢に到着しました。ここまで約1時間かかりました。
とっても景色が良いです。
ここまで登るだけでも十分です。
でも、ここまで来たのですからここからお鉢巡りをします。
左回りだとこんな感じ。
右回りだとこんな感じ。
火口底まで降りる事が出来ますが、こんな感じの森になっています。
お鉢巡りをした後に、火口底にある浅間神社に行こうと思います。
お鉢巡りスタート
左回りがおすすめらしいです。
分岐点のところから、また更に登ります。
振り返ると、こんな景色です。
お鉢巡りの道は細く、一歩踏み間違ったら転落しそうです。
だんだん険しい道になってきます。
道が分かりにくいですが、ちゃんと標識があります。「お鉢巡りはこちら→」と。
三原山と八丈島空港がきれいに見えます。
ここが山頂です。
ひゃー、風が強い。写真では全く分からないですよね。
息ができないほどの強風です。
立っていられない。
ここで、4分の1くらいではないかと・・・。
風がなければまだ良いのですが・・・。
そして、寒い。
あられ?雪もチラついています。
こんな道を歩いて来ました。
八丈小島が見えてきました。
この景色は登った人じゃないと見れないので、本当に素晴らしいです。
八丈小島を見ながら、ひたすら前に歩いて行きます。
歩くしかない。
引き返しても、このまま進んでも距離は同じくらいでしょう。
歩きながら、人生と同じだなと色んな事を考えさせられます。
それだけ、身の危険を感じながら歩いています。
山あり、谷あり。
足元は悪い。
険しい道。
右は断崖絶壁。
左も急な山。
八丈小島がきれいに見えます。
山頂の反対側まで来ましたが、もっと強風になりました。
後、4分の1くらいでしょうか。
本当にすごい道です。
景色は綺麗ですが、「怖いー」。
1周必死に歩いて、やっとゴールが見えて来ました。笑
お鉢巡りは約1時間かかりました。
火口底に降りて浅間神社参拝
気を取り直して・・・。
お鉢から火口底に降りてみます。浅間神社まで15分くらいです。
火口底は、さっきまでの風が嘘みたいに全くありません。
幸せ・・・。
火口底に降りきると、そこで右に行く道と、左に行く道に別れています。
右は浅間神社、左は池の方です。
左の池のコースはかなり迷路になっているそうで、出来ればガイド付きの方が良いと言われました。しかも、一部沼のようになっていてかなり足元が悪いそうです。
そして携帯の電波も届かないので遭難することがあるとのこと。
なので、右の道を通って浅間神社に行ってみます。
湿原になっていて、何か別世界です。
苔も生えていて緑が綺麗です。
着きました。
ここが、浅間神社です。
その先は、断崖絶壁。
さらに、火口底があります。
まとめ
八丈富士は行った人にしか分からない、本当に素晴らしい景色を見ることができます。
かなり急な階段を登って行きますが、保育園の子ども達も登っていたので、誰でも登れる山です。
しかし、お鉢巡りは思った以上に険しい道でした。
アップダウンも激しいですし、足元がかなり悪かったです。
また、この日は風も強く、何度も飛ばされそうになりました。携帯で写真を撮るのも必死でした。
そして、あられも降るほどの寒さでした。
お鉢巡りをしながら、いろんな事を考えさせられました。
人生と同じ、山あり谷あり。
険しい道の先には幸せが待っている。
そう信じて歩きました。笑
もし、お鉢巡りをされる方はそれなりの覚悟が必要だと思います。
八丈島には魅力的な観光スポットが沢山あります。
皆様の旅の参考にしていただけたら幸いです。
これから八丈島に行かれる方がいらっしゃいましたら、是非、こちらのblogも参考にされて下さい!