パイロットは「はじめまして」が多い世界、、、凄くないですか!

飛行機 旦那観察日記4月

旦那もだいぶ「はじめまして」のキャプテンは少なくなってきましたが、それでも未だに「初めてご一緒するキャプテンだ」と聞く事があります。

大手2社の航空会社はかなり人が多いので、ほとんど「はじめまして」って感じで乗務しています。
パイロットだけでなく、CAも同じです。

1年に1回ご一緒するかしないかです。

なので、出社して会社のオフィスで初めて会って、初めてご一緒する人とFLIGHTしているのです。

なんか凄くないですか?

いくら顔写真があっても実際の顔とは違いますし、しかも、毎年更新されている訳ではないので探せない気もしますが、最終的には名札を見て探しているそうです。

私は旦那が勤めているような大手航空会社ではなかったので、パイロットもCAもほとんど名前と顔が一致していました。
それでも、あまりFLIGHTはご一緒していませんでした。

なので、嫌な人と一緒に仕事をする事がほとんどない世界です。

旦那は誰とご一緒しようがあまり気にしない性格ですが、自分が乗務した事がないキャプテンだと「どんな人なんだろう」と気になりますよね。

そういう人達の為に、こっそり裏では一緒に乗務した事がある人からの事前情報(引き継ぎ)があります。

掲示板みたいなものです。

事前情報がある人はヤバい人が多いそうですが、普通の人だと引き継ぎがないので「情報が無い」イコール「良い人」だそうです。

逆に少し癖のある人だと「ここに拘りがある」「これしたら怒る」「ステイ先の飲み会が強制で面倒臭い」「操縦下手くそなのに他人には厳しい」「ただのチンピラ」「怒鳴らないけどネチネチ嫌味が多い」など、半分は悪口の引継ぎがあるそうです。

でも、実際に乗ったら良い人だったという事が多いので、「人の口コミは信用できないから話は半分聞けば良い」と旦那は言っています。

確かに先入観を持ってしまうのは良くないですよね。

旦那は「キャプテンになったらCo-piに変な事を言われないようにしないと( ゚Д゚)」と言っていましたが、やはり気軽に話せる雰囲気を作りはとても大切ですよね。

何より安全面に影響しますからね。

どうやって雰囲気作りをしたら良いのでしょうか。
初対面だと無言になりやすい気もしますけどね。

旦那の性格上、キャプテンが無言でも全く気にならないそうですが、キャプテンのCRMスキルとしてアサーションしやすい雰囲気作りが大切だそうです。
しかし、そこはお仕事なので「どんな雰囲気でもアサーションする事は必要だ」と旦那は言っています。

どこの職場でも「この人がいないと出来ない、進まない」って事があると思いますが、もし誰かが病気で休んでしまったとしてもスタンバイ要員がいます。そして、誰もが同じように仕事をする事が出来ます。

なので、パイロットやCAの世界では「はじめまして」の人でも飛行機を安全に飛ばすことが出来るんです。

教育システムや組織作りがしっかりなされているので成り立つのでしょうが、航空会社の環境や仕組みは本当に凄いですよね。

タイトルとURLをコピーしました