みなさんこんにちは( ◠‿◠ )
今回は、パイロットが初めて飛ぶ空港にFLIGHTする前にどのような勉強をしているのかパイロットの旦那に聞きました。
私自身、「どこの空港も同じじゃないの?」と安易に考えていましたが、実はそうではありませんでした😵
それでは、具体的に分かりやすく紹介します!
Table of Contents
初めて飛ぶ空港は「ドキドキ」する
まず、初めて行く空港は未だに「ドキドキ」するそうです。
旦那はパイロットとして何年間もFLIGHTしていますが、未だに初めて飛ぶ空港があります。
旦那だけでなく、長年飛ばれているパイロットの方でも「初めて行く空港」「久々に飛ぶ空港」はあります。
初めて行く空港がスケジュールに組まれていたら、「初めて行く空港だから勉強しなきゃ!」とFLIGHTの数日前から勉強している旦那です。
「ドキドキ」と言うのは、楽しみの「ドキドキ」ではなく、心配の「ドキドキ」です😆
久々に飛ぶ空港であっても同じだそうです✈️
なので、数日前から慌てて必死に勉強しています😊笑
どのような勉強をしているのか?
では、旦那が初めて飛ぶ路線や空港の勉強をどのようにしているのかお話しします。
項目としては、①空港へのルート、②空域、③空港のローカルルール、④路線特性などを勉強しているそうです。
路線の標準ルート
まず、最初にどこを通って飛んで行くのか(飛行経路)を調べるそうです。
飛行経路はエンルートと言いますが、出発空港の近くのWAYPOINTから目的地空港の近くのWAYPOINTまでを言います。
国内線であれば路線でルートは決まっていて、航空会社が違っても大体同じルートを飛んでいます。
台風などでそのルート上の天気が悪い時には他のルートを取ることがありますが、標準ルートはいつも同じです。
エンルート終点から目的地までの到着経路
先ほど、エンルートについて調べると書きましたが、そのエンルートは出発空港の近くのWAYPOINTから目的地空港の近くのWAYPOINTまでです。
例えば、車で言うと高速道路のICの入り口から出口までを調べただけなので、家から高速道路入り口までの経路と、高速道路を出てから目的地までの経路を調べなければなりません。
つまり、次にエンルート終点から空港の滑走路までの到着経路、計器進入方式の種類、高度や速度の制限、着陸してからSPOTまでの地上経路を調べなければなりません。
なので、エンルートから滑走路までの各WAYPOINTの適正な高度、速度などを書き込む作業をしているそうです。
また、無理のないApproach、着陸をする為に、「このWAYPOINTでは高度を何フィートにしていたら適切なのか」などを把握しておく事が大切だそうです。
そして、どこで減速を開始してFLAPを下ろし、どこでGear down(車輪を下ろす)するかのまで計画を立ています。
それが終わったら、移管高度を調べるそうです。
移管高度というのは、毎回管制官から指示される特定の地点の特定の高度の事です。
それを基準に巡航高度からの降下開始点の計画を立てるそうです。
出発地からエンルートまでの出発経路
出発について調べる内容としては、到着の時と逆だそうです。
ちょっと意味が分からないですよね。
車で言うと家から高速道路の入り口までのルートを調べます。
具体的には、SPOTから滑走路までの地上の経路、離陸後の出発経路、速度や高度制限だそうです。
到着時の降下ではエネルギー処理の為の計画が大事ですが、離陸・上昇はMAXパワーで上がっていくだけなので考える事は少ないそうです。
空港周辺の空域、管制のFacility
出発地から目的地までにどのような空域があるのかを把握するそうです。
米軍の空域、自衛隊のコリドー、他空港の進入管制区、訓練エリアがあります。
また管制のFacilityについても把握します。
Facilityとは管制の施設の事で、レーダーがあるのか、グランド周波数があるのかなどです。
空港の近くにある山の標高も調べています。
空港のローカルルール
これまで調べた内容は大体どの路線でも必要な事ですが、次にその空港のローカルルールを調べているそうです。
ローカルルールはその空港だけにあるルール・取り決めの事です。
なので、それを守って飛ばなければなりません。
どんな内容があるのかというと、離陸・着陸の騒音軽減方式、Pushback方式、管制の特別なルール、その他特別な決まり事などです。
特に、騒音軽減方式などは空港ごとに違うので覚えていた方が良いそうです。
路線特性
飛ぶ空港だけでなく、その路線特有の特徴を勉強しています。
例えば、路線によって早めに降下させられる事があったり、空域の関係でなかなか高度を上げてくれなかったりするそうです。
また、路線によって客層も違うので、どのような方が利用されているのかも調べています。
例えば、東京ー大阪は主にビジネス路線で乗り慣れた人が多いとか、沖縄路線だと家族連れの旅行が多いとか。
パイロットもそこまで調べているんですね。
路線によって多少揺れても定刻で到着する方が良いとか、多少遅れてでもできるだけ揺れの無い高度を選択するなどの判断をする事があるそうです。
確かに、私がCAとして働いていた時も「路線によってはバスの接続が上手くいかないから遅れてはいけない」とか、「早着してあげたらビジネスマンは喜ぶ」とか、「ビジネス路線だと早朝便や夜の便は寝ているお客様が多いのでアナウンスは入れない」とか聞いた事があります。
そして、同じ時間帯で他の着陸機の情報まで調べていました。
便名やどこから出発した飛行機なのかとか。
マニュアルに書いてあることだけが勉強ではない!
ここまではざっと概況をつかむ感じで勉強しているそうですが、それだけで終わらせたらいけないそうです。
マニュアルに書いてあることを一通り学んだら、次は書いてないことを考えるそうです。
どのようなことを考えるのかというと、
・STAR、Approach、SIDの高度制限、速度制限の理由
・周辺の空域にはどんな空域があるか
・空港周りの主な障害物とその高度
・離陸後にエンジンが1つ止まったらどう飛行して緊急着陸するか
・実際にどんなATCを言われるのか
などです。
細かく勉強したらキリがないそうです‼️
マニュアルに書いてあることはマストで勉強するのが当たり前だそうですが、このマニュアルに書いていないことをどれだけ突き詰めることができるかが大事だそうです。
細かいことは大切ですが、あまり枝葉に行かないように注意しているそうです。
これらを勉強して、自分がPFで飛んでいけるイメージができたら勉強終了だそうです。
少しでも何かしらの不安があればまだ勉強が足りないそうですよ!
なので、旦那は不安がなくなるまで勉強してFLIGHTに望んでいます。
国内だけでも幾つ空港がある!?
一つの空港に対して、これだけの内容を勉強しているとはビックリですよね‼️
国内に幾つ空港があると思いますか?
なんと97空港あります。
そして、天候不良だったり、機材トラブルだったり、急病人発生など何が起こるか分かりません。
そうなったら、ダイバートですよね。
なので、代替空港の勉強も必要です。
しかも、国内線だけでなく、国際線も飛んでいます✈️
本当にパイロットは一生勉強・日々勉強ですね。
勉強が嫌いな人はパイロットにはなれないでしょう。
旦那は常に勉強しているので当たり前の光景になっていますが、仕事の理解がなければ「家のこともせず、何をやっているの💢」と思うかもしれません。
正直、私でも思う事があります💦
副操縦士だけでなく、機長も同じようにFLIGHT前はしっかり準備されています。
もしかしたら、副操縦士以上に勉強されているかもしれません。
全ては機長の責任ですからね!
「パイロットは飛行機を操縦してカッコ良いお仕事だな」と思われると方もいらっしゃると思いますが、見えないところでも常に勉強と言うお仕事をしています📖
空の安全を守る旦那様を妻、家族は支えていかなければならないですね☺️
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、次回の投稿をお楽しみに👍
