旦那はパイロットの中でも変わっている???これで何人目?同じ事をデブリされています!

青い池 旦那観察日記11月

副操縦士はFLIGHTが終わってキャプテンからのデブリがあります。

FLIGHT中に思った事を言って下さる方、FLIGHT1便毎にデブリして下さる方、全てのFLIGHTが終わって会社に戻ってデブリして下さる方など様々です。

どちらかと言うと、FLIGHTが終わったらみんなサクッと帰りたいので、FLIGHT中にデブリして下さるキャプテンが多いそうです。

たまに食事(飲み?)しながらって方もいらっしゃるそうですけどね。

昔は、タクシーの中や食事をしながら長々とデブリされていた方もいらっしゃいました。
「教えてあげたい」という気持ちで一生懸命なのは分かりますが、見ていて可哀想でした。

今日の旦那のデブリは「○○君は何でもかんでも口に出さないタイプだよね」と言われたそうです(笑)

またですか!!!

今回ご一緒のキャプテンに初めて言われたのではなく、これで何人目でしょう?

旦那が仕事をしている姿を見た事がないので実際のところよく分かりませんが、元CAの立場から旦那を見て、「このままで大丈夫?」って思う事が多々あります。

本当にキャプテンのおっしゃる通りです。

優しさや気遣いもそうですが、会社ではできて、家ではできないって事はないですよね。

しかし、旦那は根は優しい人なんですよ。
ただ、口に出さないですし、笑顔もないので、側から見たら「何を考えているか分からない」って思われる方も多いと思います。

実際に飛ぶと、最初のフライトプラン通りにはいかないので、雲を避けたり、揺れて高度を変えたり、速度を変えたり、場合によってはルートを変えたりしなければなりません。

そういう時に「こうします」とギリギリに言ったり、もしくは分かっているだろうと思って言わなかったりしているのです。

キャプテンがおっしゃっるには「キャプテンになって若いco-piとFLIGHTする時は、相手が分かっているだろうと思っても細かく口にした方がいいよ」と言われたそうです。

「ベテランのキャプテンと一緒にFLIGHTする時は言わなくても伝わるから良いと思うけど、ここ最近の若いキャプテン達はみんな口に出しているからね」とおしゃったそうです。

最近は何でもかんでも全て言うのが流行りで、そういう指導をされているそうです。

病院でも同じです。
「自分がどうしようと思っているのか、どう考えているのかもっと口に出しながら行動しなさい」と教育を受けました。

そうする事で、間違った判断をしていないか、周りはどう動けばいいかが分かります。

全ては安全の為です。

旦那が「僕、個性強めですか?」とキャプテンに聞いたそうですが、その答えは「うん、そう思います(笑)」だそうです…(笑)

旦那は、自分がやっているように他のCo-piも全員やっていると思っていたらしいです。

いや〜
なかなかやばいヤツじゃないですか!

今回ご一緒のキャプテンは、旦那の事を思って色々教えて下さったのだと思います。

キャプテンは、「自分がキャプテンになっていろんなco-piと一緒にFLIGHTしているけど、全て口にしている人の方が多いよ」とおっしゃっていたそうです。

旦那は口にするのが面倒なタイプなので、きっと初めてご一緒される方は「えっ!!!」って思われるのでしょうね。

「年配のイケイケの先輩方には気に入られるタイプ」だそうですが、ガンガン攻めたFLIGHTをしているところも想像できます。

旦那の一番ダメなところは「基準は自分」なところです。
自分ができる事はみんなも知っていてできると思っているところも良くないです。

旅行でもそうです。
自分の中で何時の電車に乗りたいと決めていたとします。

その事を知らずに、お店を見たい、トイレに行きたいと言ったら「えー」って怒るんです。

他にも、急に道路を曲がったりもします。

そして、もう一つ心配な事があります。
旦那は言葉の受け取り方がかなりズレているので、何度も「???」ってなります。

もちろん、私に言っている事も理解できない事があります。
主語がなく「何の話?」となったり、「あれ」とか「それ」とか言ったり、私が分かっているだろうと思って話をしたり。

そういう旦那を見て「大丈夫なの?」って思います。

しかし、気は強いし、冷静ですし、動じないですし、知識もありますし、責任感も判断力も協調性も持っているのでキャプテンになる素質はあると思います。

技量もあるでしょう。

ただ、コミュニケーションスキルが不足しているのでしょうね。

勿体無いです。

旦那は、「そりゃあ、新人co-piと乗った時にはちゃんとするよ」と言っていましたが、そういうのって習慣だと思うので、相手を見て変えるのではなく、習慣化して欲しいと思います。

若いco-piさんだけでなく、ベテランの先輩方でも勘違いやミスはあります。

これで何人目?って感じですが、全く反省していません。

普通は、1回言われたら「気を付けよう」ってなりますよね?

紳士なキャプテンとご一緒する度に、「何があっても怒らないよ」と旦那は言っているのですが、速攻、ムッとして怒っていました。

人はそう簡単には変わりませんね。

立場が人を変えると言うので、キャプテンにならないと気付かない事も沢山あるでしょう。

そもそも、私が何か集中している時に容赦なく話し掛けてきたり、何かしている時に頼んできたり。状況を見て話し掛けるって事もしません。

しかも、話を聞いていないのか、忘れているのか分かりませんが、何度も同じ事を聞いてきます。

コミュニケーションエラーが起こらないか心配ですが、そこが出来たら完璧じゃないですか!!!

こんな旦那でも人として大きくなっています。
時間は掛かると思いますが、きっと、素敵なキャプテンになってくれると思います。

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