航空業界の裏事情、、、勤務変更は日常茶飯事!「お互い様」と言っている旦那!!!

さくら 旦那観察日記3月

今月はすでに2度もスケジュール変更がありました。

旦那も風邪を引いてお休みしたので、「勤務の変更はお互い様だ」と言っています。

しかし、勤務変更の嵐ですね〜

パイロットがあれだけの数いれば、ほぼ毎日病気や怪我をする人が1人や2人はいるでしょう。

それでも便が欠航せずに飛んでいるのは、スケジュール変更によって代わりのパイロットが飛んでいるからですね。

自分が病気で変わってもらう事もあれば、自分が代わりに飛ぶ事もあります。

もちろん、そのスケジュールを管理されているスケジューラーは本当に大変だと思います。

実は、月頭に発表されたスケジュールが1度も変わらずその月を終えた事はないくらい、勤務変更はよくある事です。

旦那はあまり病気にならないので代わりに飛ぶ事の方が多いのですが、当本人はあまり気にしていないようです。

スタンバイから勤務変更になる事もあれば、国内線が国際線に変わったり、遅番が早番になったり、日帰りがSTAYになったり、色々な変更パターンがあります。

中には仕事前や仕事終わりのプライベート時間に予定を入れている人もいて、そういう人は勤務の変更によってその予定が崩れてしまいます。

そういう事も仕方が無いと思いますが、中には勤務変更に文句を言う人がいるそうです。

あまり文句を言いすぎると会社から目を付けられるそうです。
そして、スケジューラー間で悪い意味で有名人になるそうです。

スケジューラー目線でいうと、長距離国際線の病欠が一番困るそうです。

例えば、2泊3日の一連の国内線勤務の病欠であれば、最悪一日一日違う人をアサインすれば問題ありません。

スタンバイ勤務の人もいます。

しかし、長距離国際線だと行って帰って来るまでに4〜6日間は掛かります。
外国ではスタンバイ要員がいないので、行きと帰りで違う人をアサインする事はありません。

なので、そういう場合は4〜6日間のスケジュールを丸々ごっそりと変更しなければなりません。

たまに行き、帰りのどちらかだけって時もあるようですけどね。
STAY先で体調不良の方が出たり、勤務時間や乗務時間がオーバーしてしまった場合など、D/Hで行って、帰りの便を乗務する事もあります。

また、インターバルの関連でその日は飛べない人、勤務時間やFLIGHT時間が上限に近い人、有給を取っている人、国際線の路線資格の有無など色々な条件があるので、変更できる人を探さなければなりません。

そして、代わりに飛べる人を見つけたとしても、その人の元々のスケジュールの代わりの人も探さないといけないので、玉突きで変更が発生します。

そういう訳で、長距離国際線の変更は芋づる式に勤務変更が発生するので大変だそうです。

体調不良だけでなく、天候不良で便が欠航したり、便が遅れて翌日の勤務までのインターバルの確保ができなくなったり、勤務変更は日常茶飯事です。

お客様には見えないところですが、飛行機が普通に飛んでいる裏側では日々そういう調整が行われているのです。

「なるべく病気にならないように」と言っても難しいですが、健康管理には気を付けなければなりませんね!

タイトルとURLをコピーしました