今日は松山往復して帰って来た旦那ですが、往復PFだったそうです。
たまに地方のFLIGHTがあるんですよね。
この時期は、日本列島の至る所に積乱雲(CB)が発生しています。
今日も松山に行くまで飛ぶ場所がないくらいCBがボコボコだったそうです。
右へ左へCBを避けながらFLIGHTしたそうですが、CBの避け方には性格が出るそうです。
最小限しか避けない人やがっつり避ける人、かなり手前から避ける人や引き付けてから避ける人など様々だそうです。
旦那は、結構引き付けてから最小限で避けるタイプだそうですが、めんどくさがり屋な性格が出ていますね。
旦那の説明を聞かなくても、旦那の操縦が目に浮かびました(笑)
しかも、何を考えているか言わずにグイグイ飛んで、ギリギリになって横の人に言ったのでしょう。
今回ご一緒のキャプテンはできるだけ早めにガッツリCBを避ける慎重なタイプの方だったようで、案の定、横でかなりソワソワされていたそうです。
旦那の性格と真逆のタイプの方ですね。
横の人が心配するだろうと思い、旦那が一言「あと〇〇マイルこのまま飛んでから、左に避けようと思っています」と言ったそうですが、それを聞いたキャプテンは凄く不満なオーラを出されていたそうです。
「あのザワつき具合は”今避けろよ”と思われていたんだろうな」と旦那は言っていましたが、旦那にも言い分があったそうで、「大きく避ければそれだけ遅延するし無駄が多いし、ある程度近づいた方が精度の高い避け方ができる」と考えたそうです。
しかも、「他の飛行機の邪魔になる事もあるし、むやみやたらになんでも安パイに避けるのは技量が無いやつがやることだ」「そんな安パイな避け方をCo-piの頃からやってたら成長がない」と言っていました。
なかなかイケイケなco-piですよね・・・。
松山のアプローチはビジュアルアプローチだったそうですが、どうやら「クソみたいなアプローチ」をしてしまったようです。
そこは旦那も反省していましたが、キャプテンは横でかなりヒヤヒヤされていたそうです。
どんな感じだったのかと言うと、通常飛ぶ経路のかなり内側をレーダーベクターされて、高度が高いままApproachして、高度処理・速度処理にバタバタしていて最後は「あーーーー」って感じで着陸したそうです。
で、いつもよりも「ガシャーン」と着陸してしまったようです。
一応、規程は全て守っていてゴーアラウンドするほどではなかったそうですが、キャプテンに「今日のアプローチは機長昇格訓練でやったら絶対ダメなやつ」と言われたそうです。
FLIGHTが終わって、旦那は「すみませんでした!」とキャプテンに言ったそうですが、キャプテンから「家に帰って酒飲んだらどうせ忘れてるんだろ」と言われたそうです。
いつから旦那はそんなキャラになったのでしょうか?
旦那は自分で「操縦が上手い」と口で言っていますが、さすがに今日は反省していました。
「自分が悪い」と。
「今日みたいなことをやっているとキャプテンにはなれない」と自覚していました。
キャプテンは旦那のご指導でかなりお疲れのご様子だったようで、「今日はもう疲れた・・・。2便で十分だね」とおっしゃっていたそうです。
旦那は「ま、今の時代は失敗する前に手取り足取り過保護だから、逆に失敗と思える経験は貴重だ。最後まで操縦させてくれてありがたかった」と言っていました。
イケイケすぎる旦那の行く末が心配ですね。
良いのか悪いのか???です。
旦那の教育係になったキャプテンは大変でしょうね。
慎重で神経質なキャプテンはきっと合わないと思います。
キャプテン、お疲れ様でした(笑)