何も出来ない、何も知らないキャプテンとFLIGHTする旦那

都心の飛行機 旦那観察日記5月

旦那は今日もSTAYです。
私は旦那の便で東京に戻り、お家に帰って来ました。

今回ご一緒のキャプテンはシニアの方でしたが、初めてご一緒するキャプテンです。
いつもは会社で「初めまして」からのスタートですが、今回はSTAY先のホテルで「初めまして」からのスタートです。初めましての事は良くありますが、その時は顔写真を見てどの方かなと探すそうです。

写真って、何年前の写真なのでしょう。
たまに、髭を生やしていたり、坊主にしていたり、薄くなっていたり・・・。笑
写真と違う事が多いそうです。

今回ご一緒のキャプテンは、私が聞いてもビックリしたんですが、パソコンの操作方法が分からなかったそうです。旦那がゆっくり教えてあげたそうですが、「逆に今までどうしていたの?」と思ったそうです。

キャプテンが、「昨日もF/Oさんがやってくれて、すごく早くて分からなかったんだよね」と話していたそうですが、旦那は「自分がキャプテンになって昇格したてのF/Oと飛ぶときはこんな感じなのかな?と思って、この人何も知らないなって感じで飛んだ」と言っていました。

出発前の確認事項の時に、キャプテンが旦那に「この前のF/Oもさー、めちゃサッササッサと見ていくからついて行けなかった」と言っていたそうで、それに対して旦那は「自分だけサッサと見るなんてそれはいけませんねー。2人で確実に確認していかないとダメですね」と答えたそうです。

私はそれを聞いて、そんなキャプテンがいるんだと思いましたが、旦那的には「人のフライトに横からごちゃごちゃ言ってくるよりいいし、ちょっと抜けているくらいの人の方がやりやすい」と言っていました。

まあ、そういう考え方もありますね。
やはり歳を取ると、若い人にやって貰えばいいやって感じになるのでしょうか。

そのキャプテンが自分でやるFLIGHTに関しては、何も問題なく出来ていたそうです。
技術面は長年の経験があるので出来るんでしょうね。

しかし、定期審査とかどうしてんだろう?と旦那は思ったそうです。

私からしたら、旦那も心配なところがありますが、出来ないキャプテンと一緒でも飛行機を飛ばせるなんて、やっぱり旦那は凄いんだなと思いました。

今日も旦那が操縦する飛行機に乗って帰って来ましたが、かっこいいなと思いました。

着陸する前に地上の景色がモニターで見れましたが、滑走路が見えてきて着陸する瞬間はやっぱり凄いですね。この操縦を旦那がやっていると思うと本当に凄いなと思います。

私は素直に旦那に言いますよ。
「今日もかっこいいと思ったよ」って。

今日はホテルに着くのが22時過ぎていました。キャプテンはあまり時間が無くても飲みに行きたそうにしていたそうですが、遠回しに断ったみたいです。
「遅いし、近くに良いお店がないですよね・・・」と。

しかし、仕事が出来ないのにキャプテンだなんて。
そして、しっかりSTSY先では飲みには出る。
もはや仕事は遊び?趣味?のレベルですね。

羽田でミールは食べたようですが、ホテルに着いて旦那は牛丼を買いに行きました。そして、コンビニでビールを買って大人しく部屋で食べていました。

でも、憎めないキャプテンだったそうで、「良い人だった」と旦那は言っていました。
大事なのは人間性という事ですね。

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