ニューヨークSTAYから旦那が帰って来ました。
今回もキャプテンとは食事に出ず、ホテルの部屋でずっと引きこもっていたそうです(笑)
帰りの便でコックピットからオーロラが見えたそうです。
オーロラは夜だったらいつでも見れるチャンスがあるそうです。
しかも、季節も関係ないそうです。
ニューヨークから東京の路線は、ニューヨーク(JFK)を離陸後、どんどん北上してカナダの上空に入り、その後、アラスカのアンカレッジ付近を飛んで、カムチャッカ半島の東を通り、北海道の東の海上から帰って来るルートが一般的です。
ロシアの上空を通れる時にはカムチャッカルートで、そこから北海道の上を通って南下するルートがあり、そのルートが本当は一番距離が短いルートだそうです。
カナダの上空は夜であれば結構な頻度でオーロラを見る事ができるそうです。
よく、カナダや北欧にオーロラを見に行くツアーがありますが、国際線のパイロットは日常的にオーロラを見ているのです。
オーロラは強さによって色が違うそうです。
一番弱いものは白っぽく見えて雲かと思うくらいだそうですが、緑が一般的なオーロラで緑の濃さが日によって違うそうです。
強いオーロラはピンクや赤みがかった色をしていて、滅多に見る事はできないそうです。
旦那も赤みがかったオーロラはまだ見た事がないそうです。
そして、星座も綺麗に見えるそうで、この前は北斗七星が綺麗に見えたそうです。
なかなか客席から見る事はできませんよね。
窓も暗くなってますし。
また、人工衛星が回っているのもよく見るそうです。
星と同じくらいの大きさだそうですが、動いているのですぐ分かるそうです。
飛行機も動いているのに?って思いませんか?
人工衛星は飛行機よりもものすごく早いスピードで動いているそうです。
知ってましたか?
私は話を聞いてビックリしました!
しかし、コックピットからの景色はパイロットだけが楽しめる景色です。
日本の上空を飛んでいても綺麗ですが、海外の景色はスケールが違いますよね。
昼間であればカナダの上空はほとんどが森と湖でとても綺麗な景色だそうです。
カナダには湖が沢山ありますよね。
そして、北に行くにつれて氷が多くなってくるそうです。
アラスカに入ると北米最高峰の山の「デナリ山」という山があるそうですが、最高峰は6190m(20308ft)だそうです。
富士山の約2倍くらいの山ですね。
カナダとアラスカの国境付近は5000〜6000m級の山がたくさんある山岳地帯なので、パイロットはエンジンが停まったらどこまで降りるか、急減圧が起きたらどうするかを常に考えながら飛んでいるそうです。
海に出るとお天気が良ければアリューシャン列島が綺麗に見えるそうですが、だいたい雲があるので見えないそうです。何故、雲があるのかは分からないそうです(笑)
ロシアにどれくらい近い経路を飛ぶかにもよりますが、お天気が良ければ千島列島や北方領土も見えるそうです。
話を聞くだけでも「凄いな〜」って思いますが、パイロットは色んな景色を見ながら日々FLIGHTをしているんですね。
地理が分かったらもっと楽しいでしょうね!
写真が撮れないのもちょっと残念ですよね〜