ニューヨークから無事に帰って来た旦那ですが、使用機材到着遅れの為、羽田空港にも遅れて到着しました。
帰りの便は旦那がPFする事になっていたのですが、「ぶっ飛ばして遅れを取り戻すぞー」と飛ばし屋魂がウズウズしたそうです(笑)
しかし、冬なので日本に近づくにつれ向かい風の影響を受け全くスピードが出せなかったそうです。
飛行機で一番遅れを取り戻す方法としては、①早く出発すること、②地上走行で速度を出すこと
だそうです(笑)
やっぱり飛ばし屋ですね!
そして、上空で飛行時間を短縮する方法は、①速度を上げる、②ルートのショートカットをする
くらいしかないそうです。
旦那が言うには、上空に上がってしまうと取り戻すことは難しいそうです。
飛行機は上限の速度が決まっていて、そのスピードの範囲内では何kt出しても良いのですが、飛行機の巡航速度はそもそもMaxのスピードに近いので、速度の上げ幅は限られているそうです。
なので、上げたとしても少しだそうです。
速度を出したところでほとんど飛行時間は変わらず、特に短い路線では全く無意味だそうです。
ルートのショートカットもほとんど意味がないそうです。
とは言っても、ニューヨークの路線は長いので上空で速度を出すと少しは早くなるようですが、どう頑張っても15分くらいしか短縮できないそうです。
14時間のFLIGHTで15分は誤差かもしれませんね。
しかし、キャプテンのアナウンスで「安全な範囲でスピードを上げて遅れを取り戻す努力をしてます」って良く聞きますよね?
私はいつも思うんですが、みんなそこまで到着時間をシビアに考えていないと思います。
お仕事で飛行機を良く利用されるお客様は、荷物も預けず、さっと降りて、バスや電車に乗りたい方もいらっしゃるかもしれませんが、結局、飛行機を降りるのも時間が掛かりますし、荷物もすぐには出て来ません。
なので、5分、10分、20分くらいの遅れは気にならないと思います。
それよりも、安全が一番です。
しかし、定時性の観点で努力する事は必要なので、できることを頑張って飛ばして帰って来たそうですが、その15分で「乗り継ぎができる人がいるかもしれないから」と言っていました。
確かに乗り継ぎの人もいらっしゃいますからね。
パイロットは色々考えてFLIGHTしているんですね。
PFさせてもらってどうだったのか聞くと、「飛行機も異常なく、一切揺れもなく、ノーマルオペレーションすぎてPFとして判断しなければいけない場面がなかった」そうです。
そして、「フライトプラン通りにオートパイロットが飛んでいるのを見守るだけで、着陸も普通だった」と余裕な事を言っていました。
でも何事もなく無事に仕事を終えて帰って来てくれたので、ホッとしました!