「成田国際空港」の運用に文句が止まらない旦那!ただのわがままでしょ!!!

旦那観察日記1月

国際線のFLIGHTの場合、”羽田国際空港”と”成田国際空港”の出社があります。

たまに”関西国際空港”もあります。

成田出社の場合、旦那はいつも「遠い・・・」とブツブツ言っていますが、近くに住んでいない自分達が悪いので文句は言えませんけどね。

そして、他にも成田が嫌な理由があるそうです。

それは”成田国際空港”の運用についてです。
「A滑走路の方が長いのに、なんで着陸にB滑走路を使わせるんだ!!!」って文句が止まりません!

A滑走路(RWY34L/16R)の長さは4,000mで、B滑走路(RWY34R/16L)は2,500mです。

通常、離陸がA滑走路(RWY34L/16R)は離陸で、B滑走路(RWY34R/16L)は着陸で使用しているそうです。

しかし、A380、B747など大きな機種はA滑走路を使用して着陸しているそうですが、その他のB777やB787、B737、A320などの機種はB滑走路に着陸しているそうです。

混む時間帯だとA滑走路、B滑走路どちらも離着陸に使用するそうです。

B滑走路は第3ターミナル(LCC)に近いですが、第1や第2ターミナルだと滑走路から離れているので着陸後スポットまで移動するのに20分くらい掛かかります。

”成田国際空港”を利用した事がある人は分かると思います。

「遠い・・・」と感じますよね。

この前、旦那がB滑走路に着陸した時、目の前を紫の貨物機がtaxiingしていたそうです。
めちゃくちゃ遅くて、キャプテンと「おっそ!!」と文句言ってたそうです。

10ktくらいのスピードだったそうですが、旦那は飛ばし屋なので抜こうと思ったそうです。
もちろん、抜く事はできません(笑)

「いや、5ktくらいだったかも」と怒っていました。

通常は20〜25ktくらいのスピードでtaxiingしているそうですが、その半分以下のスピードだと遅く感じてイライラするでしょうね。

5ktとは時速9kmの速さです。
なので、車の徐行運転と同じくらいスピードです。

きっと、重たい貨物を搭載していたり、精密機器などを運んでいたのでしょう。

旦那が私にB滑走路に降りるデメリットをコンコンと説明してくれました。

①SPOTまで遠い
→地上走行が長い
→排出するCO2が増える

②滑走路が短い
→急ブレーキ、フルリバースを使用する
→騒音がうるさい(近所迷惑)
→排出するCO2が増える
→急減速で乗り心地悪い

以上の理由です。

「みんな我慢して言われた通りB滑走路を使って着陸しているのに、小型機が『request Landing RWY34L due to performance』と言ってA滑走路をリクエストして、さっさとスポットインしていることがある」とブツブツ言っていました。

それは旦那だけが言っている事ではなく、みんな口を揃えて言っているようです。

”Due to performance”とは、航空機の性能上管制からの指示に従えない時に使う用語だそうですが、通常は使わないので、旦那は「絶対嘘だろ!許可するなよ!」と文句が止まりません!

「管制官はそんな嘘も見抜けないのか」と・・・。

「そもそもA滑走路を誰も使っていないガラガラの時には着陸に使わせてくれればいいのに!そしたら騒音軽減もできて、CO2が減って地球環境にも優しい!ついでに早く到着できる!WINWINじゃん!」と文句がとまりません。

実際、現場の方針がどうなっているのか分かりませんが、何か意味があるんじゃないかと思います。

私は管制官のフォローを致します!

しかし、離陸の時はA滑走路を使用しているので第1、第2ターミナルの方が近くて、第3ターミナルは遠いって事ですよね?

なので、どっちもどっちじゃないかと思います。

それを旦那に言うと「あっ、確かにそうだ!もう何も言えない(笑)」と言っていました。

ただのわがままパイロットですね。

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