旦那は明日からニューヨークです。

ニューヨークに行くのはとっても久々です。
でも、良いなぁ・・・。
私も行ってみたいです。

明日からご一緒するキャプテンは「かなりヤバい人」らしいです。
どんな風にヤバいのかと言うと、どうやら噂ではパワハラ野郎だとか。

いつもだったら「仕事行きたくない」と言っている旦那ですが、今回は「どんなヤツかこの目で確かめて来る」と言って、気合が入っています。

事前情報によると相手が機長だろうが副操縦士だろうがお構いなしにパワハラする人だそうです。そのキャプテンと飛んだことがない人でもその人の事は誰もが知っているそうです。
パイロットの間だけではなくCAさんの間でも有名な機長みたいです。もちろんスケジューラーや他の部署でも超有名人らしいです。

最近は世の中のコンプライアンスが厳しくなってきて、ハラスメント系には会社も厳しく対応をしているそうです。
そのため、その方は上司に怒られて丸くなったという噂もあるそうですが、旦那は「まだ一緒に飛んだことがないから直接的な恨みはないけど、噂になる時点でヤバいでしょ。それに丸くなったからといってやってきたことが全て許されるわけではない。やられた方は一生覚えている」と言っています。

確かに、それはそうですよね。
言われた方は心の傷となりずっと残ります。

旦那は「もしパワハラされたら、こっちもやり返す。規程に書いてある最低限のコールアウト以外は無言だな」と言っています。そして、「過去にどんなパワハラしたんですか？って聞いて来るよ」と何故かそのキャプテンとのFLIGHTを楽しみにしています。

旦那が長々と語りはじめました。
「パワハラってコックピット内の当人同士の問題だけのように思うかもしれないけど、実は安全に関わってくるんだよね。パワハラされてイライラしたり、人によっては落ち込んだりする人もいるんだけど、その時点で人間のパフォーマンスって絶対落ちる。そうすると普段だと気付けたことを見逃したり、何か手順が抜けたり、、、気が弱い人はその機長が何かを間違った時に指摘ができないかもしれない。そうすることで飛行機が危険な状態になるかもしれない。要するにパイロットが2人乗ってる意味がなくなるのよ。お客様の命を預かっている責任があるんだから、絶対にそんなことはあってはならないよね」と珍しく正論を語っています。

それから、「人のミスを怒るとか最悪だよ。怒っても状況は変わらないんだから。機長ってのは常に飛行機を最善の状態にしとかないといけないんだよ。ただ、副操縦士もパワハラされて落ち込むヒマがあったら反論して気付かせてあげないと」と言っています。

いや・・・、旦那もなかなかやばい奴かもしれませんね。
と言うか、そう言ってるあなたも人の事は言えないと思いますけどね。
かなり圧高めですよ(￣∀￣)

しかし、噂とは違って良い人かもしれませんよね。
噂になるほどのキャプテンって、一体どんな人なのでしょう？

仕事に行きたくないどころか、「楽しみだ！反面教師として勉強してくる！」と妙にハイテンションな旦那です。