みなさんこんにちは( ◠‿◠ )
バリ島に行ったら、一度は見て欲しいのが「バリ舞踊」です。
一言で言うとバリ舞踊とは「神様に捧げる神聖な踊り」です。
神々の島と呼ばれるバリ島では「全ての芸術は人間から神への捧げもの」と考えられています。
バリ舞踊ではガムラン楽器で演奏するのですが、その音楽でさえも重要な役割を果たしているそうです。
バリ舞踊には色々な種類があり、中でも三大伝統舞踊が「レゴンダンス」「バロンダンス」「ケチャックダンス」です。
何が違うのかは後で説明します。
バリ島芸術の中心地である「ウブド」では、毎晩いろんな所でバリ舞踊の公演が行われています。
実際、私もどこに行ったら良いか分かりませんでしたが、ウブド王宮ではケチャックダンスは行われていないと言う事だったので、プラダレム寺院(Pura Dalem Ubud)に行きました。
しかし・・・この日はケチャックダンスではなく、レゴンダンスとバロンダンスでした。
事前にネットで調べても良く分からなかったので、この記事では「レゴンダンス・バロンダンス・ケチャックダンスの違いが分からない」「どこに観に行ったらよいか分からない」という方の為にお勧めの内容となっていますので、是非、ご覧下さい。
Table of Contents
三大伝統舞踊の違い
バリ舞踊の中でも、三大伝統舞踊が「①レゴンダンス」「②バロンダンス」「③ケチャックダンス」です。
私も初め聞いても「何?」と違いが分かりませんでした。
それぞれ意味も違うし舞踊も違うんです。
では、簡単に説明します。
①レゴンダンス
民族衣装を着た美しい女性たちが踊る舞踊です。
バリ島で最も美しい舞踊といわれる「宮廷伝統舞踊」です。
ガムランという優雅な音楽に合わせて踊ります。
ガムランに合わせて踊るダンスは神秘的で幻想的な美しさです。
私は詳しくないですが、サンスクリット語の最高文学「ラーマーヤナ」をモチーフにしたもの、蝶や魔物を表現した物語、ヒンドゥーの抒情詩など、様々なストーリーがあるそうです。
②バロンダンス
バロンダンスは「バロン」という聖獣が出てきて踊るものです。
バロンは日本の獅子舞に似ています。
このダンスも伝統舞踊のひとつで、バリ・ヒンドゥーの思想を表した「善と悪の壮大な物語」を表したもので、大昔から災いから自分たちを守るための宗教的儀式として行われてきたそうです。
このダンスには「バロン」の他に「ランダ」という邪悪な魔女も出てきます。
「バロン」は善の象徴で、「邪悪な魔女ランダ」は悪の象徴です。
バロン(善)とランダ(悪)が戦うというストーリーが描かれています。
善と悪の終わりない戦いをモチーフとした物語で、人々の心の中にも混在している善と悪の葛藤を描いているとも言われています。
相反する善と悪はどちらも消えることはなく、その消えることがないものに対してどう対峙していくかというバリ・ヒンドゥーの根底にある「ルアビナダ(二極対立の世界観)」という概念が舞踊の背景にあるそうです。
このバロンダンスはもともと宗教的儀式でしたが、善悪の対立のように、「陰と陽両方が存在して、それらが永遠に拮抗してこそ世界の拮抗が保たれる」という長い年月をかけて多様化したバリ島ならではの独自の世界観と宗教観があるそうです。
宗教にはあまり詳しくありませんが、世界のバランスを保つには「善と悪」や「陰と陽」などの正反対のものはどちらも必要で、如何にその対極のものと共に生きてゆくことができるかという永遠の課題を言っているのだと思います。
難しい話になりましたが、バロンダンスは本当に生きているかのような獅子舞のようなバロンの動きが見所です。
③ケチャックダンス
どこで見ればいいの?
バリ舞踊は、バリ島の中で色んな所で開催されているそうです。
色んなところって「どこ?」って感じですが、クタやサヌール、ホテル、芸術村など色んな所で開催されているようです。
ほとんどの公演会場では予約制ではなく、当日チケットを購入します。あまり直前になってしまうと満席になってしまう可能性があるので、事前にチケットを購入することもできます。
公演の日程表が欲しいくらいですが、観光客が行きやすいところを紹介します。
ウブド
ウブドであれば、「ウブド王宮(サレン・アグン宮殿)」「サラスワティー寺院」「プラダレム寺院」が有名です。
日や場所によって「レゴンダンス」か「バロンダンス」か「ケチャックダンス」の鑑賞となります。
他には、調べたところによると・・・
タマン・サリ寺院
パダン・テガル集会場
プリアタン王宮
プラ・ダラム・ウブド
パダン・テガル集会場/タマン・ダラム寺院
パダン・テガル集会場/ブセー寺院
などがありました。
正直、場所が良く分かりません。
ウルワツ寺院
「ウルワツ寺院」のケチャックダンスは日没間近の18時頃で、夕陽を見ながらケチャックダンスが楽しめます。空港から車で1時間です。
現地の方の情報によると、チケットを売り始める1時間前には行って並んでおかないとチケットが売り切れになるそうです。それだけウルワツ寺院のケチャックダンスは有名です。
渋滞もしますが、15時くらいから並んで待っている人もいました。
チケットはRp150,000です。
ウルワツ寺院はロケーションが最高です。
私も行きましたが、ここに来ないで帰るとはあり得ないと思うくらい景色が良かったです。
ケチャックダンスを見る時間がない方は、観光だけでも行った方が良いです。
TV「旅サラダ」でも紹介されていました!
タナロット寺院
プラダレム寺院(Pura Dalem Ubud)のレゴンダンス&バロンダンスを紹介
私が行ったのは、ウブドにあるプラダレム寺院(Pura Dalem Ubud)です。
バリ舞踊のレゴンダンスとバロンダンスでした。
公演内容は日によって違うそうです。
公演時間は19時30分~21時まで(予約の必要なし)
チケット料金はRp100,000
バリに行ったらガムランの演奏が耳に入ってくると思いますが、ガムランて何か知っていますか?
「ヒンドゥー教の儀式で演奏される民族楽器」の事です。
ガムランの音楽に合わせて踊る洗練された優雅な舞踊はとても幻想的で綺麗でした。
入り口です。
まず、チケットを購入します。
正面に割れ門があります。
階段を上がり、割れ門の間を通ります。
中に入ると寺院があります。
ここが舞台です。
公演がはじまりました。
最初にレゴンダンスです。
ガムランの音楽に合わせて美しい女性達の踊りです。
この男の人は誰でしょう?
音楽に合わせてキレの良い面白い踊りです。
バロンの登場です。
色んなストーリーが演出されます。
バリ舞踊の鑑賞はツアーが良いのか?
まとめ
私は初めてバリ舞踊を観ましたが、とても素晴らしかったです。
意味も分からず鑑賞しましたが、あらすじを知った上で観た方がもっと楽しめたかもしれません。
日本語で書かれたパンフレットが置いてありました。
あらすじが分からなくても、ガムランの音楽を聴きながら素敵な舞踊を鑑賞するだけでも楽しめると思います。色鮮やかな民族衣装を着た綺麗なお姉さんたちの踊りは素晴らしかったです。
バリ舞踊が鑑賞できるスポットはウブドの中でも60ケ所以上あるそうですが、その中でも中心部にある「ウブド王宮(サレン・アグン宮殿)」「サラスワティー寺院」「プラダレム寺院」が特に人気だそうです。
私は、事前に調べて「プラダレム寺院(Pura Dalem Ubud)」に行きましたが、ガムランの生演奏とレゴンダンスはとても良かったです。なんと言っても、ガムランの音色に癒されました。
他にも、「ウルワツ寺院」や「タナロット寺院」などでケチャックダンスが鑑賞できますが、どこに宿泊しているかで観に行く場所を決めたら良いと思います。
私はウブドに宿泊した時に観に行きました。
今回行った「ウブド王宮(サレン・アグン宮殿)」はとても良かったですよ。
お勧めです!
バリ島独自の民族舞踊なので、バリ島に行かれたら是非、旅の思い出に行ってみて下さい。