パイロットは定期的にシミュレーターで「イレギュラーが起こった時の対応」を訓練しています!

飛行機から見た景色 旦那観察日記1月

今日はシミュレーター訓練に行った旦那です。
いくら訓練とは言え、あまりにも出来が悪ければマイナス評価を付けられるそうです。

そして、キャプテン達に噂がまわってかなり目を付けられるそうです(笑)

イレギュラーが起こった時の対応をシミュレーターで訓練しているのですが、そもそも出来てもらわないと困ります。

いつ何が起こるか分からないのですから。

今まで飛行機事故は滅多にないと思っていましたが、あの事故があってからやはり事故は起こるんだなとしみじみと感じております。

一瞬のミスも許されない世界です。
パイロットは何百人もの命を預かっているので、定期的にしっかり訓練を受けて、定期審査もクリアして、誰もが同じように質の高い操縦が出来てもらわないと困ります。

「キャプテンがいるから大丈夫」・・・とか言ってる場合じゃないですよね。
キャプテンのミスをフォローするのがco-piのお仕事ですからね。

パイロットが訓練する内容は大体決まっていて、エンジン火災、キャビン火災、片方のエンジン故障時の操縦や着陸、Windshear、GPWS、TCASなどです。

GPWSとは地面にぶつかりそうな時に警報を発してくれる装置の事で、この警報が鳴ったらパイロットの回避操作が必要になります。

TCASは飛行機同士が上空で接近してぶつかりそうになった時に警報を出してくれる装置の事で、この装置が鳴ってもパイロットの回避操作が必要になります。

どれも普通の運航ではやる事がない手順ばかりです。

それを全てのパイロットは必ず毎年訓練しています。

旦那は「ヤバいくらい飛行機壊れるし、天気悪いし、いろんなものに衝突しそうになるから嫌い!」と言っていました(笑)

訓練はストレスが掛かるのでみんな嫌いです。

よくマニアの方から「パイロットはテレビゲームみたいにシミュレーターをやってお金が貰えるとか羨ましい」と言われていますが、旦那はシミュレーターが楽しいと思ったことは無いそうです。

そりゃあ、そうでうよね。
イレギュラーばかりの訓練なので楽しくはないでしょう。

無事にシミュレーター訓練を終え帰って来た旦那ですが、教官が「EVAC(エバック)は一生無いと思っていましたが、実際にありましたね」と一言コメントされたそうです。

一生あるかないかわかりませんが、イレギュラーが起きた時に瞬時に判断が出来るように定期的に訓練しているんですね。

私もエマ訓練(緊急脱出訓練)は大嫌いでした。

本当にお疲れ様でした!

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