”定期路線審査”ってどのような審査なのでしょうか?今年も無事に終わった旦那です!

旦那観察日記5月

無事に路線審査が終わった旦那です。

パイロットの皆様はこの定期審査が毎年憂鬱なんですよね。
今年もお疲れ様でした。

去年は国際線で審査でしたが、今年は国内線でした。

路線審査というのはシミュレーター審査とは違い、実際にお客様を乗せた定期便で行います。

お客様にとっては普通のFLIGHTですが、前に乗っているパイロットは訓練や審査をよく行っています。

お客様を乗せた便でパイロットの訓練や審査をして大丈夫なの?と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その飛行機に日頃から乗務しているパイロットの資格維持の為の審査なので、危険な事は何もありません。

また、新人副操縦士の昇格訓練などの場合も訓練生だけでなく、お世話係のベテランの副操縦士も一緒に乗っていて、機長と合わせて3人乗務なので全く問題ありません。

操縦席は右と左の2席なので、もう1人の教官や査察、お世話役のパイロットはジャンプシートという操縦席のすぐ後ろにある補助席に座っています。

他にも、機長昇格の為の路線訓練や審査の場合もあります。

常に誰かが審査や訓練を受けているって事です。

定期路線審査では、具体的にどのような審査を受けているのか気になりませんか?

旦那が言うのは、「その路線を安全に何事もなく、いつも通りに運航していれば問題ない」そうです。

どの路線で審査で受けるかは、スケジューラーの方がアサインした便を飛ぶ事になるので、路線(行先)を選ぶ事はできません。

スケジュールが出た時点で審査の便は決まっているので、お天気は運になります(笑)

「好天・揺れ無し」の人もいますし、「悪天・爆揺れ」の人もいます。
台風の日にたまたま審査って人もいます。

日頃の行いって事でしょうか?

その便で機材不具合やイレギュラーがあった場合は、査察の方はいないものとして対応するそうですが、その対応が上手くできたかどうかも評価のポイントとなるそうです。

人によってですが、「なにか持っている人」は、毎回自分の審査の時に限って飛行機が故障したり、天気がとても悪かったり、大幅に遅延したりするそうです。

「持っている人」は本当にいつも何かあるそうですよ(笑)

旦那は「持っていない人(自称)」だそうなので、いつも平和なFLIGHTだそうです。
自分で「日頃の行いが良いからだ」と言っていましたが、どうなのでしょうね?

今回路線審査を担当して下さった査察は「顔は怖いけど神」だったそうです。
神しかいない会社で素晴らしいですね。

FLIGHTが終わったら別室で振り返り、口述・評価をされます。

たまに、さらっと終わられる方もいらっしゃるそうですが、1時間しっかり評価・コメントして下さったそうです。

コメントの内容は、「PFの意図を察したPMが出来ている」と言われたそうですが、旦那は「当然でしょ!」と思ったそうです。

口述はどうだったのでしょうね?

無事に定期審査を終えホッとしている旦那ですが、シミュレーター審査が終わった時と同じく「これからはコツコツ勉強する」と言っていました!

毎年聞いているセリフですね!!!笑

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