旦那はよく、「パイロットになる為にはどのくらい勉強したら良いですか?」って聞かれる事があります。
それは私も知りたいです!
旦那を見ていると、いつもゴロゴロ寝ているので勉強している姿が想像できません。
学生の頃はガリ勉タイプだったのでしょうか???
旦那は4年大学を2年で中退して、航空大学校に入り、卒業後にエアラインパイロットとして就職しました。
パイロットになったらからと言って勉強しなくていい訳ではなく、年に2回の定期審査もあるのでコツコツ勉強しています。
パイロットは一生勉強しなければならない職業なのです。
エアラインパイロットになるには、自分で免許を取る人、私大に行って取る人、自社要請でパイロットになる人、旦那のように航空大学校で取る人など様々です。
元航空自衛隊って方もいらっしゃいます。
一番シンプルでお金が掛からないのは航空大学校です。
旦那は大学の時にポスターを見て「パイロットという職業も良いな」と思い航空大学校を受験しました。
なので、小さい頃からの夢ではなかったのです。
小さい頃はプロ野球選手になりたいと思っていたそうです。
しかも、「月1,000万稼ぐ仕事をしたい」と将来の自分へメッセージを書いていました(笑)
そんな旦那ですが、幼少期から、中学・高校までどんな勉強をしていたのでしょうか?
旦那に聞くと「塾にも通ってないし、家ではあまり勉強してないよ」と言っていました。
小学生の頃は「学校が終わって、部活をして、遊んで帰る」の繰り返しで、中学・高校も同じで、「部活→帰宅→睡眠→ご飯→ダラダラ→睡眠→朝起きれない→バタバタ学校に行く」って感じだったそうです。
今の生活と変わらないじゃないですか!!!
なので、学生時代は最低限しか勉強はしなくて、ほとんど遊んで過ごしていたそうです。
しかも、宿題だけして、言われた事しかせず、予習復習もしていなかったそうです。
子供の頃から睡眠時間が一番長かったそうですよ(笑)
そもそも家で勉強できないタイプで、机に向かって勉強した記憶がないそうです。
塾にも通っていなかったそうです。
じゃあ、いつどこで勉強していたのでしょう?
とにかくテストの前日だけ夜遅くまで頑張って勉強して”一夜漬け”していたそうですが、性格的には「やるからには満点を取りたい」性格だったそうです。
旦那の両親にも聞いた事がありますが、「勉強しなさいと言った事もないし、そんなに勉強しているところを見た事ないよ」とおっしゃっていました。
では、学校の授業をしっかり聞いていたからでしょうか?
しかし、授業もあまり聞いてなかったそうです。
教科書を読めば分かると・・・。
「教科書5ページ分読めば分かるのにそれを1時間かけてやる意味が分からない」と言っていました。
ヤバくないですか!!!
ただ、何事も基礎が大事だそうです。
数学で言うと、初めは小学校の四則演算、九九から始まって、中学生では方程式、因数分解など、高校では三角関数や微分積分の分野がありますが、結局、小学校の勉強の上に中学校の勉強があって、その上に高校の勉強があると言う事です。
みんな大学受験は一生懸命になりますが、結局は積み重ねなので「土台がとても大事だ」と旦那は言っていました。
航空大学校の試験を受ける時も高校の数学・物理が大半をしめていたそうですが、旦那はあまり勉強する必要が無かったそうです。
これは旦那の名言です。
「高校生の時に”将来何になりたい”とはっきりしたものがなくてもそれが普通で、その後の人生で何か目標を見つけた時にそこにチャレンジする為の土台を作る為に勉強するんじゃないか」と。
なので、「学生の頃から○○になりたいという目標がある人はそれだけでラッキーなので、しっかり勉強して準備すればいいんじゃないか」だそうです。
もっともらしいことを言っていましたが、結論「まぁ、勉強はしなくてもできたから」と言っていました。
えーーー!!!
天才って旦那みたいな人の事を言うのでしょうか???
ただ、本は沢山読んだそうです。
ゲームもたまにしていて、ドラマや映画も観ていたそうです。
虫が好きで「昆虫博士」と言われていたらしいです(笑)
では、”暗記力”が違うのでしょうか?
でも、旦那は”記憶力”は良くないですよ。
旦那はいろんな事をすぐ忘れますし、特に自分に都合の悪い事は速攻忘れています(笑)
やはり遺伝子の違いもあるのでしょうか?
遺伝子は仕方がありません。
しかし、頭の良さは遺伝子で決まる訳ではなく、後天的な影響が大きいと言われています。
頭の良さは、知識の量と情報をどれだけ容易に素早く処理できるかという2つの要素によって決まるそうですが、この2つ目の「頭の回転の速さ」は変えられないそうで、知識量は簡単に変える事ができるそうです。
なので、勉強したら勉強しただけ頭が良くなるって事です。
しかし、努力して成績が良くなるのであればみんな苦労しませんよね。
努力してもなかなか成績が良くならないのでみんな必死に頑張るし、最終的には諦めてしまったり、夢が叶わなかったりって事もあります。
どの道に進むにしても成績が良くないと良い仕事に就けないので、小さい頃から習い事をしたり、塾に通ったりしている人も多いと思います。
旦那は「運が良かった」と言っていました。
確かに”運”もありますよね。
それに、学力だけでなく、健康な身体でないとパイロットになれません。
旦那は視力が悪くて眼鏡ですが、航空身体検査の基準で、遠距離視力は裸眼で両眼とも0.1以上、矯正視力で両眼とも1.0以上で、近距離視力は両眼とも矯正視力で1.0以上となっているので問題ありませんでした。
一昔前までは「パイロットは視力が悪いとなれない」と言われていましたが、健康な身体に生んで育ててくれた親に感謝ですね。
健康な身体、そしてパイロットとしての適正、運もありますが、成績は努力次第でなんとかなるって事です。
成績が良いのと頭が良いのとは違いますが、旦那が言うには「小・中・高の勉強は基礎をしっかり勉強する事が大切で、基礎がしっかりできていないのに応用をやっても無駄なので、勇気を出して分かるところまで戻って勉強する事が大事」だそうですよ。
旦那は”ガリ勉タイプ”だったのかと思いましたが、今とあまり変わらない子供だったようですね(笑)
人の話もほとんど聞いていませんし、じっと座ってられない性格なので落ち着きがなく集中力もありません。
そして、何より寝る事が一番大好きです。
こんな旦那もパイロットになっているので、パイロットを目指している皆様、夢を諦めずに、自分に自信を持って、しっかり前を向いて頑張って下さい!