みなさん、クリスマスはいかがお過ごしですか?
今日、旦那はロンドンから帰って来ました。
ロンドンの空港はヒースロー国際空港と言います。
ヒースローというのは「草原」という意味だそうです。
世界で最も混雑する空港の一つだそうですが、滑走路は09LR/27RLの2本しかないそうです。
しかも、ロンドンのアプローチの管制官は凄く優秀で、飛行機同士の間隔を規程のミニマムの間隔で操って指示を出しているそうです。
ミニマム(地上約60m)で着陸許可が出ることも珍しくないそうです。
って、ちょっと難しい話ですよね。
私も聞いていて「???」って感じです。
旦那は「ヒースローのアプローチの管制官は世界一だと思う」と言っていました。
今回、旦那は初めて冬の真っ暗な中、ヒースロー国際空港を出発したそうですが、ヒースロー国際空港のTaxiwayがとても凄かったらしいです。
帰って来てからヒースロー国際空港の話をずっと私にしていましたが、私は揚げ物をしていて必死。
なので、あまり話は聞いていません。
何に感動したのかと言うと、飛行機が地上走行する時のシステムが凄いらしく、飛行機がSPOTからPushbackしてそこから滑走路に行くまでに、管制官の指示が「follow green」の一言だけだったそうです。
「follow green」は「グリーンをたどって走行せよ」という意味で、ここで言う「グリーン」というのは誘導路中心線灯という「緑の明かり」だそうです。
夜は誘導路中心線に沿って緑色のライトが光っているそうですが、それは世界共通だそうです。
ヒースロー国際空港ではその「グリーンライトをたどって行け」という指示が来るだけだそうですが、そのグリーンライトを管制官が点灯させたり消灯させたりできるそうです。
通らせたい飛行機の前のグリーンライトだけを点灯させて、その飛行機が通過後は消して、また他の飛行機のために点灯させたりするそうです。
言葉で説明するのは難しいのですが、自分が通るべき道だけがライトアップされ、分かれ道があっても進むべき方の道だけがライトアップされるそうです。
それを管制官が点灯させたり消灯させたりする事で、地上で飛行機同士がぶつからないようにコントロールしているそうです。
なので、旦那は「最小限の指示で、しかも間違いようがない」と言っていましたが、初めての経験にとても感動したようです。
日本にはそういうシステムは無いそうです。
そもそも日本は緑のライトが壊れても長い間放置して直さないので、物理的にそういうシステムは無理だそうです(笑)
パイロットにとってそんなにハイテクなシステムがあるのなら、国際空港のような巨大な空港では導入されれば良いのにと思いましたが、かなりコストが掛かるのでしょうね。