CABの前で豪快にFLIGHTしてやらかす旦那

飛行機 旦那観察日記6月

今日は、CABが乗って来るFLIGHTに運悪く当たってしまった旦那ですが、家に帰って来て「今日はやらかしてしまったー」と騒いでいました。

日本の航空会社は、国土交通省の航空局(通称CAB)によって監督されています。何か不祥事があった時には国土交通省に会社が怒られて再発防止策を求められます。

日常的にエアラインに運航検査と言ってランダムに便を選んでコックピットに乗って来るんですが、それが今日の旦那の便でした。
抜き打ち検査みたいなものです。

当たる人は当たるし、当たらない人は全く当たらないそうですが、よりによって旦那の便が運航検査になるとは・・・。

そういう時のFLIGHTは普通はキャプテンがPFをするそうですが、今回ご一緒のキャプテンは「今日PFやる?笑」と聞いてきたそうです。それに対して旦那は「ありがとうございます!やります」と何も考えず返答したそうです。

やる気があって良い事ですが、監督省庁の目の前で何かやらかしてしまったら大変です。

張り切って「やります」と言ったのは良かったのですが、いつもより見られていてめちゃくちゃやりにくかったそうです。キャプテンとの会話もどこかぎこちがなく、キャプテンも緊張していたのが伝わってきたそうです。

目的地に向け降下・アプローチに入り、旦那はあえて豪快にFLIGHTしたそうです。

アプローチするにあたっては高度や速度の制限がありますが、ここを何ftで通過しなければならないとか、何ktで通過しなければならないという制限事項を守りながら決められた経路を飛んで滑走路に着陸します。

普通はその制限に対して余裕を持った降下の計画や減速の計画を立てるのですが、旦那はあえてぎりぎりを狙ったそうです。

キャプテンが横でかなりそわそわしていて、最後はキレ気味に「減速して!」と口出ししてきたそうです。

そりゃそうですよね。
自分の便でCABが乗っているのに何してくれるの!って感じです。
なんかあったらレポートです。

旦那も自分のペースを乱され2人でバタバタしてしまったそうですが、無事に事なきを得たそうです。

旦那は、「別に何か違反をしたわけではないし、経路・高度・速度の逸脱もしていないから問題はないけど、制限のぎりぎりを狙うことで横の人をそわそわさせてしまって、他に注意力を向けられなくしてしまった事は良くなかった」と反省しています。
完全に悪いオペレーションだったと・・・。

ただ、「安パイなFLIGHTをしようと思えばできたし、CABが乗っている環境の中で攻めたFLIGHTをした結果であって、自分の成長には必要だった。けど、もうしないけどね」と言っています。
そして、「キャプテンには申し訳なかった」と笑いながら話していました。

反省はしているようですが、後悔はしていないと開き直っている旦那です。

旦那の話を聞いて、本当にキャプテンがかわいそうだと思いました。

そもそも、CABが乗っている便を旦那がやるとかあり得ないです。
旦那はメンタルが強いと言うか、ただのおバカ?笑

帰りの便はキャプテンは憔悴しきっていて、しきりに「今日は疲れた」と言っていたそうです。
旦那は能天気に「僕も疲れました!!」と言ったそうですが、キャプテンはそれを聞いてどう思ったのでしょう?

あなたのせいでキャプテンは疲れているのに・・・。
可哀想。

本当に申し訳ないです。

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