みなさんこんにちは( ◠‿◠ )
今回は東京の島「三宅島」を紹介します。
私の仕事繋がりで三宅島とのご縁があり、何度か行く機会がありました。
鹿児島や沖縄の島とは全く違います。
とても迫力があって凄い島です。
では、どんな島か紹介します!!!
Table of Contents
「三宅島」ってどんな島?
三宅島は伊豆諸島の島です。東京から南へ約180㎞の位置にあり、東京の山の手線の内側とほぼ同じ大きさの島だそうです。約2,230人の島民が暮らしています。(2022年5月31日現在)
雄山を中心とした噴火で知られていますが、2000年の噴火の際は、全島民避難して人的被害はなかったそうです。
年間平均気温は約18℃で0℃以下にはなりませんが、真冬の三宅島は寒いです。
そして、台風並みに風が強いです。私が行った時もかなり風が強くて停電しました(^_^;)
道路を歩いていても波しぶきがすごく、海の方は立っていられないくらいの風でした。台風の実況中継みたいな感じです(笑)島の方は慣れていらっしゃるようです。
島自体が火山なので、雄大な火山の景色は迫力があって本当に素晴らしいです。自然豊かな三宅島は山あり海ありで、釣り・ダイビング・トレッキング・サイクリング・バードウォッチング・ボルダリングなどが楽しめます。イルカやクジラを見ることができる島です。
島内の交通手段
三宅村営バス
島内を走るバスがありますが、右回り左回りと1日5便です。
小さなマイクロバスの時もあります。
乗る時に、運転手さんに下りるバス停を伝えます。
もちろん、Suicaは使用できません。現金のみです。
1日乗り放題もあります。
観光スポットには必ずバス停があるので、バスで観光する事もできます。
レンタカー・レンタルバイク・電動自転車
バスだと便数が少ないので、レンタカーやレンタルバイク、電動自転車を借りて観光した方が良いです。
島一周道路は全長28.6㎞なので、体力のある方はバスと徒歩で観光できると思います。
島一周、徒歩だと8~9時間くらい掛かります。
私の友人は走ったり歩いたりして、島一周を7時間で帰って来られてました。
「結構、余裕だったよー」とおっしゃっていましたが、凄いですよね!
私は電動自転車を借りて島を一周した事がありますが、観光しながら3時間くらいで回りました。
電動自転車は「三宅島観光協会」で借りる事ができます。
電動自転車は全部で7台あります。
半日(9:00~12:30):1,500円
1日(9:00~17:00):2,500円
1.5日:3,500円
2日:4,500円
レンタルサイクルやバイクは予約した方が確実です。
レンタルバイクは「朝信レンタルバイク」1店舗のみです。
3時間3,000円くらいです。
予約に関する事や、分からない事は「観光協会」に問い合わせると何でも教えて下さいます!
(04994-5-1144)
三宅島の観光スポット
「三宅島」は火山に囲まれた街なので、いたるところで雄大な「雄山」を見る事ができます。
雄山中腹の環状道路より山頂側のエリアは立ち入り禁止区域になっていました。
(引用:三宅島ポイントマップから)
火山体験遊歩道
1983年の噴火時に、阿古集落は溶岩流に埋もれたそうです。
流れた溶岩がそのまま残されていますが、その中に木製の遊歩道があります。
「綺麗だな〜」と思う気持ちもありましたが、噴火当時の事を考えさせられました。
溶岩に埋まったままの学校です。
ここからの夕陽は綺麗です。
夜の遊歩道です。
綺麗な月、そして満点の星空を見る事ができます。
お天気が良ければ富士山が見えます。
今崎海岸
1643年の雄山中腹の噴火からの溶岩流でできたそうです。
夏はここに寝転んで星を見ました。
今までいろんな島で星を見ましたが、三宅島が一番綺麗です。
流れ星もたくさん見ました。
絵本にあるような、流れた後の線まで見えました。
夕陽が綺麗に見えるスポットです。
メガネ岩
今崎海岸誕生後、長年に渡る波の浸食で生まれた海蝕洞アーチです。
夕陽の名勝地でもあります。
もともとメガネのように穴が2つありましたが、昭和37年の噴火で片方が崩れたそうです。
コシキの穴
江戸時代の噴火でできた火口です。
火口の周囲を一周でき、火口低に下りる事ができます。
また、眺めの良いスポットもあり、阿古の町と三宅島の海を一望できます。
ジオトレッキングルート南戸林道の途中に入り口があります。
コシキの穴の入り口です。
ここから少し登って行きます。
歩道は狭いですが、全く危なくないです。
見晴らしの良い場所からの風景です。
「錆ケ浜港」が見えますが、波が高いのが分かりますよね。
火口底に下りるとテーブルと椅子があります。風が強い日でも、ここは全く風の影響を受けません。
火口に立っていると考えると不思議な感じです。
見上げると・・・木で囲まれた空がハートです♡
違う場所からも登れます。こちらの登山道の方が山道で楽しいです。
錆ケ浜海水浴場
錆ケ浜港の近くにあります。夏は海水浴で賑わっています。
ビーチと言えば白い砂浜をイメージすると思いますが、三宅島は火山の島なので黒い砂です。
白い砂だったら透明度が分かりますが、黒い砂なので透明度が分からないそうです。
七島展望台
三宅島観光協会から七島展望台まで約6㎞です。歩いて2時間、電動自転車で50分くらいです。
山を登る途中の景色も綺麗です。
遠くに「御蔵島」が見えます。

夏

冬
展望台からの景色は素晴らしいです。天気が良ければ富士山も見えます。
雄山が雄大です。
現在は入山規制になっているので登れませんが、行ってみたいですね。
展望台からの夕陽です。
新鼻新山
1983年の噴火時の海底爆発により、一夜でできた噴石丘です。
三宅島の絶景スポットでポスターにもなっているところです。一番高い所まで歩いて行けます。
細い道を通って行きます。
砂丘のような感じで、広大です。
新澪池跡
七色の湖面を見せる美しい湖だったそうですが、1983年の噴火で焼失したそうです。
今は展望台になっています。
ここも溶岩が流れた跡だそうです。
大路池展望台
七島展望台から坪田林道に降りる途中にありますが、「大路池」と「御蔵島」が見えます。
大路池
約2500年前にの噴火でできた火口湖です。世界中からバードウォッチャーが集まるそうです。
双眼鏡がないと見れませんが・・・(>_<)
お天気によって湖の色が違って凄いです。
池の周りを歩くことができ、1周約1,300mです。
歩道から大路池まで少し歩きます。
お天気が良ければ、湖の色がきれいです。
遊歩道も自然を感じられます。
反対側の桟橋です。
三宅島のスダジィ「迷子椎(まいごじい)」です。神が宿る神木と言われ「やどり木」と名付けられたそうです。2023年3月16日に東京都の天然記念物に指定されました。
アカコッコ館
1993年に設立された、三宅村営の自然観察施設です。日本野鳥の会のレンジャーが常駐されており、自然情報の提供や自然観察会の開催、調査・研究などの活動をされています。
入館料は200円です。営業時間は9:00〜16:30です。12日に1度の「酉の日」は無料開館日です。
館内ではアカコッコの鳴き声が聞けたり、三宅島の火山が学べます。
長太郎池
溶岩でできたPOOLで、干潮の時に現れます。海がめと遭遇できるスポットです。
私が行った時は満潮で、しかも嵐でした・・・。笑
沖原海岸
月の道と言われ、海に月が反射して見えるそうです。人工の光を受けることがなく、月明かりや満点の星空が見れる場所です。
この沖原海岸も溶岩流でできた海岸です。
釜方海岸
三宅島空港の滑走路から南側の海岸です。
遠くに「御蔵島」が見えます。
沖原海岸から滑走路の横の海岸もサイクリングコースにおすすめです。
サタドー岬
海面から約20mの高さの絶壁の岬です。ここでも海がめがよく見れるそうですが・・・、断崖絶壁になっているので、海を見下ろすと怖いです。サタドーとはヒンズー語で地獄と言う意味らしいです。
磯釣りのスポットだそうですが、命がけの釣りですね(>_<)
上空からの写真です。
断崖絶壁になっていますが、とても景色が良いです。
ウミガメが泳いでいる事もあります。
三七山
東京百選に選ばれた場所だそうで、GLAYの曲「HOWEVER」のPVにも出ている場所です。
ひょうたん山
ひょうたん山は2つの噴石丘が連なった形だったようですが、海側の1つは波風に削り取られてしまったそうです。
上空からの写真です。
お鉢巡りができますが、風が強い日はかなり危険なのでご注意を!
ひょうたん山から見た「雄山」です。
赤場暁
ひょうたん山の海側は断崖絶壁になっています。上空の写真を見ても分かると思いますが、赤い土です。風が強い時は怖くて行けませんでしたが、お天気の良い穏やかな日に行ってみました。
それでも、一歩間違えば危険です(>◡<)
とても迫力のある場所です。
椎取神社
2000年の噴火により火山泥流と火山ガスによって被害を受けた神社で、泥流で埋まった鳥居があります。
今は建て替えられていて、遠くに「雄山」が見えます。
鳥居の右側から横に入った小道を歩くとジャングルです。どこまで続いているのか気になります。
光るキノコが見れるスポットとして有名です。
椎取神社の奥の方に椎取の御神木がありますが、その周辺に5〜7月頃、見れるそうです。
特に雨が降った翌日は良く光って見えるそうです。
1cmくらいの小さなキノコですが、本当に天の川のように見えます。
星のような、蛍が飛んでいるようななんとも言えない光が暗闇に光っています。
私は19時くらいに見に行きました。
分かりますか?
よく見ると光っています。
スマホのカメラではなかなか上手く撮れませんでしたが、行ってみる価値はあります。
このキノコは「シイノトモシビダケ」と言うそうです。
上の写真のキノコ、明かりを消すと下の写真のようになります。
発光の原理は、蛍などの生物発光と同じでルシフェリンが酵素ルシフェラーゼの働きで酸化して発光するルミナール反応だそうです。
火の山峠
神着から火の山峠まで歩いていきましたが、「ひょうたん山」や「三七山」、「御蔵島」が一望でき、とても景色が良かったです。
火の山峠からの「雄山」です。
島役所跡
貴重な建築物として東京都の文化財に指定されています。今はこのような建物がないので懐かしさを感じます。
伊豆岬灯台
三宅島一周道路から伊豆岬灯台に向かって行くと、海が一望できとっても見晴らしの良い景色が現れます。お天気が良いと新島や神津島、そして富士山まで見えます。
夕陽や星空観察の場所として人気です。
丸い岩の白いのは雪??と思ったのですが、塩で白くなっていました。
富賀神社
三宅島一周道路から鳥居が見えます。
そこから入って行くと富賀神社があります。噴火の影響を受けて何度も建て替えられているので新しい感じです。富賀浜に行く途中にあるので、その前にお参りすると良いです。
富賀浜
富賀浜はダイビングやシュノーケリングスポットとしても人気です。
遊歩道が整備されていてるので、そこを歩きながら海を眺めるのも気持ちが良いです。
地層が凄いですよね。
「西之御門宮」です。
遊歩道を歩いて行くと、海に下りれます。
三宅島のウォーキングコース
伊ケ谷地区、伊豆・神着地区、阿古地区、坪田地区でそれぞれにウォーキングコースがあります。
ショートコース、ミドルコース、ロングコースとあるので、個人の体力に合わせてウォーキングがきます。
私は坪田林道から七島展望台まで歩いて行きました。
2時間くらい掛かりましたが、とても景色が綺麗でした。
大路池と御蔵島が見える展望台からの景色です。ここまで1時間くらいです。
雄山が見えてきました。ここまで来るととっても景色が綺麗です。
ドルフィンスイム&ウォッチング
三宅島の隣にある御蔵島には100頭を超える野生のミナミハンドウイルカが棲んでいます。
御蔵島ドルフィンスイムのツアーは高い確率でイルカに遭遇することができるそうです。3月から11月までの期間だけですが、ドルフィンスイムに私もチャレンジしてみました。
「オーシャンクラブ」で申し込みをしました。前日に3時間くらいの事前講習があり、シュノーケリングの付け方や潜り方など教えて下さいました。足のつかないところで泳ぐので、必ずトレーニングを受ける必要があります。前日のトレーニング込みで23,000円くらいです。(2021年8月現在)
シュノーケル・マスク・フィン・ウェットスーツのレンタル料込みの料金です。
御蔵島まで船で40分くらいでした。漁船みたいな小型船なので天気が悪い日はかなり揺れます。
私が行った日は台風の影響もありかなり揺れました。どのくらい揺れたかと言うと、頭から波をかぶるくらい揺れました(笑)しかも、上下に激しく揺れるので、御蔵島に着くまでに船酔いしてしまいました(涙)私は酔いやすいタイプだと思いますが、酔い止め必須でした。
結局、ドルフィンスイムは出来ませんでした(涙)
イルカがいるところを追っかけていくので、結構、波が高いと怖いです。船の上でスタンバイして、イルカが泳いで来たら飛び込みます。大海原の荒波の中に飛び込むのはかなり怖いですよ!!!
穏やかな日であれば良いでしょうけど・・・。これを、5~10回くらいダイブします。

三宅島のイルカ
他のお客さんも帰りは吐いていました。イルカには遭遇できたみたいですが、波の影響で海中が濁っていて上手に写真が撮れなかったそうです。

イルカウォッチングは熊本県の天草もおすすめですよ。
イルカウォッチングくらいがちょうど良いです(笑)
三宅島観光協会
三宅島観光協会は阿古、錆ケ浜港にあります。
宿の予約や観光の事など何でも教えてくれます。
電動自転車もここで借ります。
三宅島全島の模型もあり、歴史も知る事ができます。
まとめ
三宅島は仕事のご縁で行く機会がありましたが、この機会がなければ行く事はなかった思います。
きっと、多くの人が北海道や沖縄に旅行に行くと思いますが、飛行機で往復約3万円、時間があれば船で2等が往復1万5千円くらいなので、そんなに高くないです。早割とかはないので、空席があればいつでも行けるのがメリットです!船だとネット割で20%OFFになるので、3日前までに予約すると安くなります。
1泊2日で観光しようと思えばできなくはないですが、2泊3日は必要です。
1日は、レンタルサイクルやレンタカーを借りて島を一周するのがおすすめです。宿から歩いて行ける観光スポットやバスを利用して観光できるところもあるので、2泊3日あれば十分観光できると思います。
季節は、春か秋が穏やかです。夏はかなり暑いですが、そんなに湿度は高くなかったです。泳ぐなら夏です。冬の三宅島は・・・台風並みの強風の日が多いです。荒波が見たい人は冬です。なかなか見れないので、一度見た人は、また見たいと思うらしいです。
私は、天然記念物のアカコッコは一度も見たことがありません(>_<)
「朝、早起きして散歩していたら良く飛んでるよ」と教えてもらいましたが、早起きが苦手で・・・。いつか絶対探します(^^)/
タクシーの運転手さんは、「たくさん飛んでいるのできっと見ているはずだよ」と言ってましたけどね。
島の人はみんな親切です。
島の人と仲良くなって色んな話をしてみて下さい。
映画「ロック わんこの島」のロケ地になっている島です。
2000年8月の三宅島大噴火で生き抜いた犬のロックの実話から生まれた奇跡と感動の物語です。
島には丸々としたかわいい猫もたくさんいました。連れて帰りたいくらいでした。
山の方に歩けば森林浴ができ、海の方に歩けば青くて広い海が見え水平線です。ウォーキングコースもあるので、自分の足で大自然を満喫することもできます。夜は満点の星空。流れ星もたくさん見れます。野鳥を見たり、アロエの壁や椿、あじさい、桜、ゆり、ハイビスカスなど四季折々の花を見ることができる島です。
三宅島は、東京とは思えない大自然です。飛行機に乗ればあっという間に別世界です。レンタカーで周る人が多いと思いますが、ぜひ、観光協会で電動自転車を借りて島を一周してみて下さい。
三宅島の雄大さを全身で感じる事ができると思います。
東京から南南西に180㎞の火山の島、三宅島の素晴らしさを紹介しましたが、いかかでしたでしょうか?写真では伝わらないと思うので、是非、行ってみて下さい!!!
三宅島へのアクセス、島内にあるお店や三宅島の特産品、おすすめのお土産をまとめたblogはこちらです。https://hichanblog.com/miyakejimaaccess/

また、宿はどこに泊まっても美味しいお魚が食べられると思いますが、私が泊まった宿はどこもおすすめです。こちらのblogにまとめていますので参考にして下さい。
