私も旦那も東京の西の方に行った事がなかったので、1泊で行って来ました。
泊らなくても良かったのですが、青梅にある『亀の井ホテル』は温泉もあって2食付きだったので泊まる事にしました。
しかも、1人1万円くらいで泊まれます。
目の前には多摩川が流れていて、とても静かな場所にありました。
釜の淵公園では川遊びをしている人やバーベキューを楽しんでいる人たちがいました。
都心からあまり離れた事がなかったので、東京にもこんな自然があるんだなとビックリです。
本当は『御嶽山』に登りたかったのですが時間がなかったので翌日にしました。
特に何もする事がなかったので青梅を散策する事にしました。
青梅ガイドブックをもらってどこに行こうか旦那と考えました。
ハイキングコースが沢山あるんですね。
3時間くらいで帰って来れるコースだと「青梅の森散策路」か「長淵山ハイキングコース」でした。
「長淵山ハイキングコース」はハイキングコース入り口から登り1時間10分+20分+下り30分と書いてありました。
ホテルからハイキングコース入り口までの距離が+1時間くらいあるので足してちょうど良い!
荷物を預けて、14時くらいにホテルを出ました。
『天祖神社』から登りはじめ、山道を歩きました。
クマ出没注意ですね!!!
山の中を歩くだけで景色は何も見えませんでした。
ずっとこんな道でした。
途中、墓地に出ました。
車でも来れるんですね。
そこからまた登って行きました。
今度はゴミ処理場が左に見えました。
そこまで高い山ではなさそうでしたが、この先何があるのか分からず登って行きました。
歩いても歩いても景色は何も見えませんでした。
旧二ツ塚峠に出て、地図通り、次の馬引沢峠まで歩きました。
また標識があり、左が馬引沢峠(0.2km)、右が畑中・駒木町と書いてありました。
ただ、右は所要時間が書いてなくて「???」でしたが、ホテルの方向は駒木町だったので、右に降りることにしました。
ここを右に行ったのが大間違いでした!!
みなさんは右に行かないほうが良いと思います。
ちなみにこの先、一つも看板はありませんでした。
予想では30分くらいで降りれるはずでしたが、全然、山を降りている感じがしませんでした。
まだ16時でしたが、外は真っ暗になりました。
どうやら夕立です。
そして、バーっと結構な雨が降ってきました。
山の中だったので雨は木々の葉っぱに遮られてそこまで濡れることはありませんでしたが、とにかく前進あるのみでした。
すでに17時になってしまいました。
暗いし、雨は降ってくるし、しかも何?
道がかなり悪いんですけど!!!
「これでハイキングコースとか言わないで欲しい」と怒りを感じながら歩きました。
何ヶ所も分岐点がありましたが、何も書いてありません。
どっちに行けばいいか分からないし、これ、遭難したんじゃない?とちょっと焦りました。
でも、車の音も聞こえるし、まあ、最悪、来た道を戻れば帰れます。
真っ暗でしょうけどね。
旦那が「大丈夫だよ、ちゃんと降りてる」とずっと言ってくれたので良かったのですが、機嫌が悪くなって山の中で喧嘩になっていたらもっと最悪でした。
ハイキングコースを歩きたいと言ったのは私ですからね。
そこが唯一の救いでした。
2人で励まし合いながら、街の方に向かって降りて行きました。
とにかく道が悪くて人が歩くところなのかも分からず、蜘蛛の巣には何度も何度も引っかかって気持ちが悪いし、ずっと蜘蛛の巣を木の棒で払いながら歩きました。
滑りやすいところもあって旦那は思いっきり転けるし、草ぼうぼうの道をかけ分けて歩いて、やっと街まで出ました。
山の上から見えていたセブンイレブンに出ましたが、ぐるぐる山の中を歩いて結局、このセブンイレブンに出たんですね。
ここに出ました。
途中、木に「鈴→」と書かれた道は一体なんだったのでしょう?
もう、本当に謎だらけです(涙)
雨は止まず、ずぶ濡れのままコンビニに駆け込みました。
しかも、2人とも泥まみれです。
周りの人から「どうした?」みたいな目で見られました。
でも、もうそんな事は気になりません。
とにかく無事に下山できて良かったです。
クマに襲われる事なく、蛇に噛まれる事なく無事だった事が何よりです。
コンビニからホテルまでバスもタクシーもなく、コンビニから出てくるお客さんに声を掛けてホテルまで乗せて貰いました。
いや〜。
神だ!!!
私たちの話を聞いて大爆笑されましたが、笑いながら「ようこそ青梅へ」と言われました。
青梅の第一印象が悪すぎます(笑)
ホテルが見えた時には涙が出そうでした。
靴も洋服も泥まみれ。
家に帰りたい気分でしたが、泣く泣くホテルで手洗いしました。
ホテルの食事は会席でしたが、いつもお腹いっぱい食べている私たちにとってはちょっと足りませんでした。
美味しかったですけどね。
温泉はなかなか良かったです。
露天風呂があったらもっと良かったですね。
とにかく、散々な1日でした。