【那覇】焼き物のまち「壺屋やちむん通り」の見どころを紹介~かわいい陶器を見ながら散策~

青色が綺麗な陶器 沖縄

沖縄に行ったら、まず国際通りやアーケード街をぶらぶらすると思いますが、そんな賑やかな場所とは違って沖縄らしい風情のあるやちむん通りって知っていますか?

標識に「やちむん通り」って書いてあるのを良く目にしていましたが、ただの道の名前かと思っていたら、那覇市内の観光スポットの1つでした。
私だけでなく、知らない人たくさんいると思います。

行ってみて、すごく歴史もあり素敵なところだったので、是非、行ってほしいです。はじめて行く人のために、やちむん通りを紹介します!

やちむん通りとは

アーケード街・平和通りを抜けて5分くらいのところにやちむん通りはあります。やちむんとは、沖縄の方言で焼き物のことを言うそうです。焼き物のまち「壺屋」の細道を歩きます。
今でも沖縄らしい赤レンガの家や石垣が残っていて風情ある場所です。

いろんなところで、シーサーがお出迎えしてくれます。

シーサー

やちむんのマップ

壺屋陶芸センターから入って行きます。

陶芸センター

その隣に、壺屋焼物博物館があります。

焼き物博物館

琉球石灰岩を敷き詰めたやちむん通りは400mくらいあります。歩いて行くと、焼き物のお店やカフェなどが並んでいます。骨壺やシーサー、陶器が売っています。

ありよし

つぼや

見どころ その① 南窯

「ふぇーぬかま」と読みます。沖縄県指定文化財になっています。
南窯は壺屋にただ一つだけ残る、比較的低温で焼く荒焼(あらやち)を専門に焼いていた登り窯です。

南窯

南窯

南窯

見どころ その② 東ヌカー

東(アガリ)ヌカーは、共同井戸の1つだそうです。井戸があった場所なんですね。
アガリとは東のことを指す方言で、この井戸は壺屋の東にあるのでアガリヌカーと呼ばれています。

井戸を車道側から撮った写真

東ヌカの井戸

300年前にくらいに村ができて、最初に掘られたのがアガリヌカーだそうです。今でもポンプを押すと水が出てきます。昔は飲料水として使われていたそうです。今では壺屋の大切な拝所です。

東ヌカの説明

見どころ その③ 東ヌ窯

あがりぬかまと読みます。国の重要文化財に指定されている新垣家住宅にある登りの窯です。300年以上の歴史があり、他のところは壊れてしまったようですが、東ヌ窯だけが残ったらしいです。週末の13時から17時まで見学できるそうです。

新垣家の竈

赤瓦の屋根の上にシーサーが祀ってあります。

屋根の上にあるシーサー

壺の土を作るところらしいです。

焼き窯

この段になっている焼き窯は沖縄だけだそうです。ここの焼き窯だけ、昔からずっと残っているようです。段になっているのは、温度管理がしやすいようになっているそうです。下は暑くて、上は低温だそうです。陶芸はやったことがないので詳しくないですが・・・この建物を見てなんか感動しました。

焼き窯

焼き窯

やちむんやきもの散歩道(いしまち道)

壺屋大通りを歩いた後、横道に入るといしまち通りがあります。赤瓦のお家が残っていて、石垣が風情があります。
やちむんやきものの道を歩いてみましょう。

通りの外観

通りの外観

陶芸体験ができるお店もあります。ここのお店の方、いろいろ教えて下さってとっても親切でした。

陶芸体験

どこを歩いても、ゆっくりとした時間が流れる感じの場所です。猫ものんびりしています。

通りの外観

通りの外観

おすすめの陶器のお店「FUKI」

壺屋やちむん通りを歩いていて目についたのが「FUKI」というお店です。

FUKI

Fukiの商品

ブルーの鮮やかな色に惹かれました。与論焼きに似ています。もう、与論焼きは作ってないので、同じような陶器を見つけられて嬉しいです。一つ一つ手作りで同じものがないのでなかなか選べませんでしたが、小皿と箸置きを買いました。ここのお店、とっても気に入りました。

陶器

陶器

陶器

陶器

FIKIの斜め前に「シーサー工房不羈(FUKI)」というお店は姉妹店です。

お店「不羈」

不羈の商品

不羈の商品

まとめ

賑やかな繁華街を抜けると、そこは沖縄らしい風景が残るかわいらしいやちむんの街です。

シーサーって、よく見るとすごく手が込んでいてかわいいですよね。なのに安い。シーサーは魔物や災いを追い払ってくれる沖縄の守り神です。沖縄では個人宅や公共施設、歴史文化財など至るところでシーサーを見かけます。
私の家にも2体のシーサーがいます。後輩のお土産です。
今回は石敢當(いしがんとう)を買いました。この文字も良く見かけますよね。
どういう意味かと言うと、市中を徘徊する魔物(マジムン)は直進する性質を持つ為、T字路や三叉路などの突き当たりにぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられている為、T字路や三叉路に石敢當を設けると魔物の侵入を防ぐ魔よけとされると言われています。
お店の方に「どうか災難に遭いませんように」と渡されました。

やちむん通りを歩いていると、焼き物のお店がたくさんありました。あまり焼き物には興味がなく買うつもりはなかったのですが、ブルーの鮮やかな色に惹かれて小皿と箸置きを購入しました。
どれも手作りで同じものがなくすごく迷いました。
閉店ギリギリに行ったのでゆっくり選べなかったので、お買い物するなら早めに行った方がいいです。
どこのお店も18時頃には閉店します。

やちむん通りはお散歩するだけでも癒される場所なので、ぜひ、行ってみて下さい。沖縄の歴史を感じられると思います!!!

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